◇第1回:函館といえば・・・

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2005年10月21日 18:42 函館山頂上より


何といっても「定番」は、函館山の「夜景」でしょう。

扇形の左側の黒は函館港、右側は津軽海峡です。画面の中央部左側、函館港に少し斜めに突き出ている船らしき光は青函連絡船摩周丸」の保存展示で、その少し上の左にカーブした光はJR函館駅のホームです。

旅行1日目は、到着後いったん自由行動の後、夜6時に宿泊場所であるJALシティホテル函館のロビーに集合し、ロープウェイ乗り場を目指して坂を登っていきました。結構急な坂です。ガイドブック等には徒歩5分とか書いているモノもあるようですが、私も含めたおじさん・おねえさま方の足では10分~15分といったところでしょうか・・・。

同じように坂を登って行く人の数はそれほど多くはなく、同じホテルに宿泊しているとおぼしきカプールが一組と、後は家族連れらしきグループがちらほらと。ロープウェイ乗り場に着いてからも、そこまで観光バスでやってきた団体さんは1本前の便で行ってしまったばかりのようで、数分後にやってきた次の便に乗ったのはせいぜい十数人程度、「金曜の夜なのに意外と人いないね・・・」などとのんびりしたことを言っておりましたが・・・。

さて、展望台に着くと、これまでのマターリした雰囲気はどこへやら、下りのロープウェイを待つ人の列が延々と続いていました。1Fのエントランスホール、2Fの土産物コーナー・・・と順に階段を登っていって(それにしてもエレベータがないのはいかがなものか)、4Fの展望デッキにたどり着いた瞬間・・・函館山が土日の三宮センター街と化していました。そして訛りの強い北京語とデジカメやビデオカメラの液晶画面の集団・・・台北駅前の新光摩天楼展望台はいつからガラスなしの吹きさらしになったのかと思ったほどです。

で、ふとメインデッキの反対側を見ると、観光バスがひっきりなしに行き来してツアー客を捌いていました。そうです、直接函館山にやってくる人々のことが完全に頭から抜けていました。津軽海峡沿いの湯の川温泉に泊まっているとおぼしき人々は、わざわざ市電とか路線バスで十字街とか宝来町あたりまで来てそこからロープウェイ乗り場まで歩く・・・というようなまだるっこしいことはせずに観光バスで直接頂上にやって来るのが考えてみれば定番なのかもしれません。

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メインデッキの反対側・・・NHKHBC(北海道放送)の電波塔

メインデッキの反対側は地元放送局の電波塔と観光バスの駐車場が主で、申し訳程度に展望スペースもありましたが、こっちの方の展望は市街地とは逆になっているせいか閑散としていました。でもタバコを吸うにはいい場所だったかも。

反対側の風景は、函館港と対岸の上磯とか木古内の街々の明かりが転々と・・・という感じで、海面には所々イカ釣り船の明かりがちらちらと明滅していました・・・とは、2日目に乗った北都交通の定期観光バスのガイドさんのお話です(笑)。

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夜の十字街電停・・・オレンジ色の柔らかい光がいい感じ