●JR西日本・通勤型電車の動向

今、首都圏ではいよいよ103系電車全廃に向けた動きが大詰めになってきたようで、八高線京葉線武蔵野線・・・とあちこちで「お祭り」が行われているようです・・・。常磐線も「来年の春までには」と言われており、私などは高運転台103はほとんど撮っていないので、独身だったらきっと私もお祭りに参加させていただいていたことでしょうが、諸般の事情により、「こっちの103系はまだ安泰だもんねー」などとつまらん負け惜しみを言っているのが実情です(T_T)。

首都圏での103系の状況については、fsyig653さんの「仙石色の山手環状線」~103系廃車情報~で詳細なレポートがあり、103系の残存状況が一目でわかります。私は、東京へ行くたびに、「今度行ったときはちゃんと撮っておこう」を思っていたものですが、なくなるとなると、あっという間です。後悔先に立たず・・・というのが正直なところです。

とはいえ、JR西日本エリアも、321系の本格就役に伴い、大きな動きが出てくるのは既定の話のようで、103系は「まだ安泰だもんねー」などと言ってる場合ではないようです。いくつかのサイトを回ってきてリサーチした結果は、概ね以下のストーリーで事が運ぶのでは・・・ということです。

1) 321系が順次網干総合車両所明石品質管理センター(「明石電車区」はこんな長い名前になってるんですか・・・)へ新製配置、201系を置き換えていく
2) 明石の201系は、体質改善工事を受けた上で、森ノ宮電車区へ転属、同区の103系を置き換えていく
3) 置き換えられる森ノ宮区の103系のうち車暦の若いものや体質改善工事済み車は、他線区の103系(経年車等)を置き換えていく
他線区の103系・・・とのことですが、奈良電車区(奈良線関西本線)と日根野電車区(阪和線)は確定でしょうが、あと広島車両所や岡山電車区まで及ぶかどうかは・・・どうでしょう? 岡山区でまた103系定期運用が復活したりして(笑)。奈良区では、経年車のクモハ103が、日根野区ではいわゆる「冷風車」と言われる冷房の利きがよろしくない分散冷房車が置き換え対象になるのでは・・・と言われています。

クハ103のトップ1・2ナンバー(Tc103-1森ノ宮、Tc103-2日根野)の動向ですが・・・そろそろ年貢の納め時という気もしますが、これまでの置き換えの荒波をくぐり抜けて生き延びてきただけに、今回の大移動でも「しぶとく残るのでは」という説も依然有力なようですね(笑)。

あとの「論点」(?)としては以下のとおりでしょうか・・・
* 明石Cの201系と森ノ宮区の通常編成103系(USJラッピング6連でないもの)は同じ両数なので、単純比較では明石の201系が森ノ宮区の通常編成103系をそのまま置き換える、と考えられる。
* が、201系と103系はそれぞれ編成が異なり、4M3T(Tc+M+M'+T+M+M'+Tc')7連の201系に対して、森ノ宮区の通常編成103系は、4M4T(Tc+M+M'+T+T+M+M'+Tc)の8連。
→1) そのままで編成替えをすると、Tc+M+M'+Tc+Tc+M+M'+Tcのような中間に運転台付きのクルマが封じ込められる編成が出来てしまう。
→2) 従来通りの8両貫通編成を作ろうとすると、T車(サハ)が不足する・・・103系サハの改造?/東日本から購入?
(オプションとしては、明石の205系阪和線あたりに転属→サハが余る→転用?というのもあったりして)

いま、201系1編成が吹田工場で改造を受け、7両組のまま森ノ宮区へ入った模様です。
どういう形で営業運転に出てくるのか・・・捻出される103系はどこへ行くのか、まぁ楽しみといえば楽しみですね(^o^)。

201系新編成のイメージについては、naojazeeraさんの「なおちゃじーらと見たあれこれ」201系N40オレンジ キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!! でも紹介されていますので、そちらも御参考に。



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JR西日本の通勤型電車転属のキーとなる201系電車・・・尼崎駅