デ・チェ・・・よく見ればハンサム系だが・・・やっぱりゴリラも入ってるか(笑)。
アンドレア・デ・チェザリス・・・かつては
マクラーレンにいたこともあり、最高位は2位2回、ポール・ポジションも1回奪ったこともある人で、「一発の速さ」はそれなりに持ってた人でしたが・・・フルタチ実況時代は完璧札付きのワル扱いでした(笑)。
(1) サーキットの通り魔
出た(笑)。チェザリスといえば、もうこのフレーズに尽きます。とにかく後ろから来たドライバーは、同一周回でバトルしてる相手であろうが、自分を周回遅れにしている相手であろうがブロック。89年の
アメリカGP、スクーデリア・イタリアの僚友アレックス・カフィが2位を快走しているのにも関わらず、チェザリスはカフィに周回遅れにされようとした際にブロック、ついにはカフィをコースアウトさせて撃墜。自分はなおも
アロウズのワーウィックとも絡んでメタメタになりながらも完走してしまうというハチャメチャぶり。そのほか密集状態で他者を巻き添えにしたコースアウトやクラッシュ・・・これは他のドライバーにとっては「通り魔」と言うしかないでしょう(爆)。
(2) スピードのセクハラ男
で、折しも「セクハラ」という言葉が社会的に広く使われるようになったころ、彼に付いたフレーズがこれ。深くつっこめば意味不明ですが、「セクハラ男」という語感が彼のドライビング・スタイルに何故かハマってますね(笑)。
(3) スピードジャンキー
(4) F1トリップ走法
もう辺り構わず他のドライバーに絡みまくる姿は、何かクスリでもやってんのか・・・と思うほど(おいおい)。
(5) 走る解体屋
(6) 人間スクラップ工場
他人に絡むだけでなく・・・単独走行の時はまともに走ってるかといえばさにあらず、何かよく分からないけどいきなりコースアウト、クラッシュ。一体彼は何台のマシンをポアさせたんでしょうか? 自分のチームのクルマだけで20台とも、一説によれば30台以上とか。
(7) 札付きの乱気流
これ、(1)の別の言い方ですが・・・ちょっと言葉としてはきれいすぎますね(笑)。
(8) ローマの野良犬
いや、野良犬はチェザリスほど見境がないわけじゃないです(爆)。
(9) 犬も歩けば、チェザリスに当たる
で、結局上のフレーズを全部まとめるとこうなりますね(笑)。
(10) サーキットの問題児
それでも1980年代初めから1994年までF1に乗り続けられたのは・・・お父さんがイタリア・
マルボロの幹部で、スポンサー・マネーが続いたから・・・と言われています。でも毎年のようにチームを転々とし、せいぜい2年続くのが精一杯、というところでした。
(11) 合わせ方の分からない目覚まし時計
それで、とんでもないところで鳴り始める・・・と(笑)。
(12) サーキットの瞬間湯沸器
「瞬間湯沸器」というか、年がら年中カッカきてたような・・・?
(13) サーキットのお天気屋さん
これも、年がら年中嵐だったような・・・(笑)。
(14) オール・オア・ナッシングの一発屋
でも時々は、というかごく希に予選とかで一発キメて速いときもあるんですが・・・「オール・オア・ナッシング」いや大概は「ナッシング」の方でしたが・・・。
(15) 珍プレーの帝王
確かに、「ファンキー・クラッシュ」なんて特集をやれば、間違いなく登場回数1位はデ・チェだと思いますね(笑)。
(16) ファンキー・モンキー・チェザリス
「ファンキー・モンキー・ベイビー」じゃなくてチェザリスですかそうですか(笑)。ドライビングもさることながら、プライベートでは見かけによらず大の恐妻家で、GPの後はいつも奥さんの買い物につきあわされ、こき使われるそうな。で、スキーに関してはベルガー、パトレーゼと並ぶ名手だとか・・・そういうプライベートが明らかにされるうちに、いつの間にかチェザリスは「嫌われキャラ」から「お笑いキャラ」として語られるようになっていった感があります。
(17) エディー・ジョーダンのF1生活指導で、やれば出来るぞチェザリス
1991年シーズン、新規参戦のジョーダンでドライブしたチェザリスは、突如ステディに走り始め、シングル・リザルトや入賞を繰り返すようになりました。何があったのでしょうか? 本当に「F1生活指導」があってエディー・ジョーダンにボコボコにヤキを入れられたのかもしれません(まさか)。
(18) 壊し屋が走り屋に生まれ変わった
で、ジョーダンの後は時折「壊し屋」に戻りながらも(笑)、
ティレルで2シーズン、最後の1994年は
モナコで大クラッシュを起こし以降欠場した
ザウバーのベンドリンガーの代役としてステディに走り最高位4位をマーク。で、結局「アイツもまぁまぁ実
はええヤツだったなぁ」で終わったわけです(笑)。