◆Vol.2:函館市電の終点② 函館どつく前

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晩秋の夕暮れはつるべ落とし・・・2005年10月21日

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折り返し待ちのNo.1006 次々と電車が来てはまた湯の川へ帰っていく


次に向かった市電の終点は函館どつく前です。「函館どつく」は言うまでもなく会社の名前で、停留所手前右側に会社の正門がありますが・・・「どっく」ではなく「どつく」なんですね。これは、旧仮名遣いをそのまま使っているのでしょうか? 関西人の私には、「どつく」と聞けば「シバく」「たたく」「殴る」となってしまうのです・・・(笑)。

ちなみに、関西のベタベタな表現に「茶シバきにいこうや」(「茶」は「ちゃー」と発音)というのがありますが、独身の頃、JR神戸線の車内で神戸の某ヤンキー系女子校のおねえさんたちが「なぁー・・・マクドシバきに行かへん?」と言ってるのを聞いてぶっ飛んだことがあります。で、その話を鈴鹿のF1を見に行った時、何歳か年上の人にしたところ・・・「いや、茶はシバくで、メシはどつくがオレらの使い方やった」と言われましたが・・・ホントでしょうか?

話が逸れましたが、正式の停留所名は「函館どつく前」ですが、実際の発音は・・・ローマ字表記は「Dokku」になってましたから普通に「どっく」でいいみたいです。車内のアナウンステープでも「どっく」でしたし、市電の方向幕も「どっく前」になってました。やはり「どつく前」としてたら、私みたいな関西人がツッコミを入れるからでしょうか・・・ってまさか。

ここも、事前に地図とかを見てて、「工場とかが建ち並ぶ広い道路の真ん中にぽつんと市電の停留所が」と想像していたのですが、実際は谷地頭とよく似た感じの所で、静かなところでした。特に終点に向かって左側は昔からの街・・・といった風情で私が行ったときも、周辺を散策した観光客らしき人々が市電を待っていました。もっとも、停留所のすぐ先にある低いビルには壁に赤字で「団結会館」(労組関係の建物でしょうか)とありましたから、そのあたりはやっぱり「函館どつく前」停留所らしい光景でした。


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どつく前終点に到着した「函館ハイカラ號」 2005年10月23日


上の写真は最終日3日目の午前に再び訪れたときのものですが・・・最初の写真と比べて、終端部の車止めのあたりが変わっています。

初日に行ったときは、写真でもおわかりのとおり黄色いかたまりのような車止めがあり、近くで見ると、下に小さいタイヤのようなモノがありましたので移動式の車止めだったと思われます。実は車止めだけの写真を撮りたかったのですが・・・デジカメの電池が切れてしまい、最終日にもう一度行って撮ってこようと思っていたのですが・・・。

上の写真ではその「黄色い移動式の車止め」は文字通りどこかへ異動してしまっていて姿も形もなく、カラーコーンが2、3個レールの終端部に置かれているだけでした。あの黄色いカタマリは・・・一時的なものだったのでしょうか? それとも逆にカラーコーンが置かれている姿が一時的なものだったのでしょうか?

まぁどっちでもいいのかもしれませんが、レールの終端部にまともな車止めがないというのも・・・ちょっと危ないなぁという感じがします。