◆Vol3:函館市電の終点③ 湯の川

イメージ 1

湯の川終点 2005年10月22日

イメージ 2

ここの車止めは小ぶりながらもかっちりとしたタイプ


湯の川へは、旅行2日目の夜、小宴会の後十字街から一人市電に揺られて行ってきました(2005函館・第2回参照)。
夜8時過ぎということで、十字街と函館駅前で結構人が乗り、車内は、座席は概ね埋まって立ち客が出るといった感じの混み具合でした。後は小刻みに乗降があり、五稜郭公園前を過ぎたあたりから徐々に空き始め、終点一つ手前の湯の川温泉でまとまって降車客があって、終点で降りたのは私を入れて数名程度でした。

外の景色はあまり見えないはずなのに、夜の路面電車に乗るのは結構好きだったりします。蛍光灯の中、うとうとしながら揺られていると、なぜかそのままずっと乗っていたくなります。降車ボタンを押し、席を立って前の出口に向かう人々を見ながら、別に知っている人でもないのに心の中で「さいなら」なんて言ってみたり。

湯の川終点は、ちょうど三叉路の交差点の辺りにあって、他の2つの終点とはまた趣が少し違い、結構クルマの交通量が多い印象がありました。湯の川温泉が終点だったら、まぁいかにもという感じだったんですが、ここで終点、ということは、元々の市街地がここまで、ということだったのでしょうか。

イメージ 3

折り返し待ちのNo.722 夜の9時・・・そろそろ電車もねぐらに帰る時間

イメージ 4

湯の川停留所の表示板 谷地頭と同じタイプ


私が十字街から乗ってきた電車は、駒場車庫前行きとなって折り返していきました。その次にやってきた電車は、谷地頭行きの終電で、21:22発。そしてその次が函館どつく方面への最終で、後は23:03発の終電まですべて駒場車庫止まりです。もう少し遅くまで走っていれば、とは思うのですが、夜の9時・・・よい子はもう家に帰らなければいけない時間なのでしょう・・・。

私は別によい子ではありませんが(笑)、市電からの「無言のアドバイス」(?)に従って次の谷地頭行き終電で引き上げることにしました。No.530が元気なうちに、また函館へ行きたいと思います。