◆Vol5:JR京橋駅~「人間トランスポンダ」作動

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京橋駅・・・JR西日本と京阪の連絡口 2005年5月27日 22:40頃



昔いわゆる「ながら族」だったせいでしょうか・・・家で机に向かってお勉強、という習慣を忘れてしまったようで、仕事の上での「勉強」をしなければいけない時、一番はかどるのは電車の中だったりします。
座ってしまうと、逆に睡眠薬代わりになってしまうので、ベスト・ポジションはそこそこ混んだ電車の中で立ったままでしょうか・・・(笑)。

この日も、少し残業をしてから、読まなければいけない本をカバンの中に入れ、家とは逆の方向-長浜行きの新快速に乗って大阪に向かいました。金曜日ですから、たまには気分を変えて、というのもいいでしょう。大阪、京橋で乗り換えて・・・京阪の某駅でちょっと写真を撮ってから(・・・ってしっかりデジカメ入れとるやないかい)、また京橋まで戻ってきました。

上の写真は、京阪の中央口からJRの北口を見たところで、連絡通路はそのままちょっとした広場になっています。宴会の一次会・・・いや二次会を終えてまださらに飲みにいくのでしょうか、賑やかなグループがあちこちにできているかと思えば、三ノ宮の駅前でもそうですが、自主的な野外コンサート(笑)が開かれていたり・・・そして京阪からJR、JRから京阪に向かう人の流れがひっきりなしに続いていました。

この写真を撮ろうと思ったのは・・・JRの北口の左右の橋桁にある京阪の広告に見入ってしまったから(笑)です。JRのエリアなのになぜ・・・と思いましたが、上の高架はJRでなく京阪本線で、となればこの橋桁は京阪のもの、ということですからまあ、当然でしょうか。 

いくらなんでも、人の流れのど真ん中で立ち止まってカメラを取り出すのも・・・ちょっとヒンシュクなので、広場の脇に寄って、セルフタイマーを使って撮ってみました。で、カメラをカバンに戻して・・・ポケットからセブンスター1本取り出して火をつけて・・・・・・すると、私の中に常備されている一人ATS-Pというか、「人間トランスポンダ」(笑)が不意に作動し始めました・・・。


元気でいるか 街には慣れたか 友達できたか
寂しかないか お金はあるか 今度いつ帰る・・・


さだまさしの「案山子」ですね。この曲は、さだ氏の実在する弟さんをモデルに書かれたそうですが、私自身は、故郷を離れたどころか、もう家庭を持つ身なのに、何でこんな曲が頭に浮かんできたんでしょうか(笑)。私は、JRの須磨-塩屋間でオフコースの「眠れぬ夜」が頭に浮かんできたり、スカイブルー201系の激混みの車内から外を見て、バッハの「イタリア協奏曲」(ピアノはグレン・グールドね)が不意に頭をよぎったりするような人なので、シュールというか、いい加減なもんですが・・・。一人暮らしをしていた時のことを思い出したのかもしれません・・・あのころは、仕事帰りは毎日「道草」みたいなものでしたから。

まぁ、酒飲みに行くわけでもなく、他の悪いお遊び(って何?)に行くわけでもなく、ただ夜の通勤電車で本読んで駅の写真撮って帰ってくる私は、「悪い子」、というよりは「変な子」なのかもしれません・・・ていうかヘンですよね。

もうそろそろ、家に帰る時間だよ・・・ということでしょうか。長い道草もほどほどにして、神戸へ帰りましょう。