●クハ103-514:大阪環状線500番台車

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2005年5月27日 京橋駅(外回り電車)

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2005年8月3日 大正駅(外回り電車)

【車両履歴等】
 1966(S41).03.18  新製(東急車輌)、下十条電車区に配置
 1971(S46).04.18  浦和電車区に転属
 1976(S51).09.14  森ノ宮電車区(大モリ)に転属、以降大阪環状線の運用に従事
【編成(撮影当時)】
 大モリ 6編成(8両組)
 ← 大阪(外回り) (内回り)大阪・桜島
  Tc103-65+M103-530+M'102-686+T103-405+T103-406+M103-531+M'102-687+Tc103-514

*以下この編成についてはTc103-65の記事を参照。
【ノート】
 *クハ103形500番台は、予算区分でいえば「昭和40年度第2次民有車両」から「昭和42年度本予算
   追加」までの間に製造された「偶数向き専用車」です。Tc103-501~616は京浜東北線用の増備
   用、Tc103-617~638は常磐線への103系投入時に製造されました。
 *Tc103-501~616の台車はTR201、616~638はディスクブレーキ付きのTR212となっています。
 *この後、0番台のクハ103形は500両を越えて増備される(昭和51年第1次債務車)こととなり、499
   番の次は500番を欠番として一気に701番~へと飛び番になっています。


【用語解説】
*「民有車両」
国鉄時代のある種裏技的な車両調達方法。受注した車両メーカーが銀行からお金を調達して車両を製造し、国鉄がそれを一旦レンタルして、後に購入(5年程度をめどに)する。
*「偶数向き(・奇数向き)」
国鉄・JRで主に使われている用語で、車両の向いている方向、または向いている側を指す。
東海道本線(東京-神戸)に車両を置いた状態で東京方向を「奇数(向き)」、神戸方向を「偶数(向き)」
と称する。