◆Vol11:若狭へ④志積海岸

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やっとカニにありつきました・・・小浜市志積の民宿


朝10時前に神戸を出発して・・・約7時間半、ようやく小浜の民宿に到着しました。さて、ここからはお待ちかねの「かにづくし」タイムです(笑)。ゆでガニ、焼きガニ、刺身にお鍋、鯛の刺身や甘エビもあって、食べきれないほど。締めはもちろんカニ雑炊、それでも余った分は・・・はい、「延長戦」でお部屋にコンロを持ち込ませてもらっていただきました・・・もー当分カニはいらん。

鈴鹿F1日本GP「野宿」メンバーの忘年会なので、さぞやF1話に花が咲いたか・・・と思いきやさにあらず(笑)。鈴鹿のF1はどうなる?」「琢磨のチームメイトは誰かな?」「いやぁFIAは1回はアグリのエントリー蹴りよるで」(誰やそんな鋭いこと言ったのは)ぐらいの話は少し出ましたが、子連れが私のところも入れて3組、後は子育て談義とTVでやってた男子バレーにツッコミ入れたり・・・etc. 埼玉から来た兄ちゃんは鉄っちゃん兼務なので、「能登」に乗って富山・金沢経由で来たとか。富山港線の475系リバイバル塗装の写真を見せてもらいました。なぁ・・・もうええ加減に京都に帰ってきて結婚せえへん、○○君(って余計なお世話)。

そのうち、大人たちをほったらかして、子どもたちはうちの上の息子を筆頭としてたまごっちのツーしん始めたりビールの王冠で野球始めてあちこちでスライディングかましたり・・・おいおい今日はうちのグループの貸し切りだからええようなもんの・・・。宴会が取りあえずお開きになってもやっぱり興奮しているのか、子どもたちはなかなか寝ようとしません。隣の部屋では大人だけの2次会が始まっています。

「寝ぇへんかったら、泣くまでこちょこちょするで」
「お馬さんになってよ」
「なぁ、電気あんましてもいい?」
「本読んでよー」
「かんちょーしたろか?」
「すべり台になって」

全然かみ合ってない親子の会話。しかし、改めて書いてみましたが、なんちゅー父親だ(爆)。ようやく子どもたち全員が寝付いたときにはもう日付が変わっていました。私は私で結局一寝入りしてしまい、目が覚めたら午前1時。さぁ、やっとここからは大人だけの時間です。

「お、起きてきたか?」
「おにぎりあるで」
「・・・お皿とお箸・・・」

いやいや、そんなことやってるから痩せないんですねぇ・・・・・・。


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すぐそこに港と砂浜がある志積の集落

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まだ少しだけ紅葉が残っていた・・・2005年11月27日


翌11月27日の朝、同じ子連れのSさんのところのお父さんと、朝食の前に志積の浜まで散歩をしてきました。といっても宿から浜までは歩いて2~3分ほど。港には地元&近県ナンバーのクルマが数台、向こう側の堤防で釣りをしている人々のもののようです。水面をのぞき込むと水は澄んでいて底まで見渡せそう・・・とまで言えば言い過ぎですが。振り返って山の方を見れば紅葉がまだわずかに残り、遠くに白く小さく見えたのは前日私たち親子が乗ってきた「あいあいバス」が小浜駅へ戻っていくところでした。

思わず、またいつもの「人間トランスポンダ」が作動し始めたようです・・・。


さわやかな 朝をむかえるために・・・
二人逢えば あふれる愛を伝え・・・

オフ・コース初期の名作「さわやかな朝をむかえるために」です。

闇の中を走るように 歌声よ響け・・・

小田和正氏と鈴木康博氏の絶妙なハーモニーが頭の中で鳴り響いていた(笑)まさにそのときです・・・。

ふと砂浜の方を見ると・・・はい、あります、あります。潮の流れで遙か遠くから流されてきた遺留品の数々。これまでの美しい景色は一体何だったんでしょうか。ともかく、砂浜に降りて確かめてみると、無造作に散らばっているという風情ではなく、何カ所かに固めてあるという感じだったので、夏の海開きの前にでもまとめて片付けてしまうのでしょう。何といっても多いのはペットボトル。それからインスタントラーメンの空き袋とか、食べ物でも入っていたのかプラスチックの入れ物、底の抜けたポリタンク、角が丸まった緑色のかけらのようなモノ・・・手に取ってみると、どうやら割れた瓶かガラスが波や砂に洗われ、磨かれたモノのようでした。

これらの遺留物の国籍は・・・まぁ、ほとんどが国産モノですが中には韓国や中国・台湾のものまであり・・・結局は漁船から捨てられたものでしょうか。その他絡まった釣り糸とか仕掛けのパッケージなんかもあり、これは釣り人が捨てたものでしょう・・・。

いや、まぁ、美しい海の風景と遺留物で山盛りの砂浜・・・このコントラストが・・・それはそれでまた・・・よくはないわなぁ、船からゴミ捨てちゃいけませんや、少なくとも。


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【左上】中国広東省製の洗剤の空きボトル
【右上】韓国製のインスタントラーメンの空き袋・・・辛そうやなぁ
【左下】同じく韓国製の唐辛子パッケージ
【右下】ペットボトルの数々・・・左から台湾の何かわからんジュース、韓国製のミネラルウォーター、前に高麗人参の空き袋?一番右は日本製のお茶?


これで全4回の若狭・小浜旅行記は終わりです。この後、宿に帰ったらもう子どもたちは起きていて、私たちを家捜ししていたそうです。「えー・・・ずるい、オレも探検に行きたーい」って目的は砂浜のゴミ探検ですか(笑)。

朝食後、当然のようにもう一度海へ行った後、帰りはありがたいことにSさんちのクルマに乗せてもらい、湖西線堅田駅まで連れて行っていただきました。また、京都駅から地下鉄-阪急か・・・といえば、もうとんでもありません。帰りは新快速で三ノ宮まで直行でした・・・(合掌)。