▲Rd1バーレーンGP:勝手にF1ドライバーズ・コンテスト

*ご注意:ちょっと、いや結構「筆が滑る」部分も多々あるとは思いますが・・・その怒りは笑って受け流しつつも、どうぞコメント欄へぶつけて下されば幸いです。

第1戦 バーレーンGP


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◎F1 Racing-Live.comより
http://f1.racing-live.com/f1/jp/photos/2006/gpsakhir/diapo_392.shtml

39周目の2回目ピットイン後、1コーナーでミハエル・シューマッハの前に辛うじて出るフェルナンド・アロンソ



【今回「頑張ったドライバー」】


ミハエル・シューマッハ(フェラーリ) 8点

アイルトン・セナに並ぶ65回目のポール奪取、決勝でも2回目のピットインでアロンソに前へ出られたものの、その後も引き離されずピッタリついて行けたあたりは「皇帝復活」を強く印象付けるレース運びだった。最終的には勝てなかったが、本人は大きな手応えを感じているのではないだろうか。今回のレースのように「とにかくプッシュし続けること」が大切なのだと思う。「今季限りの引退」とか老け込むのはまだまだ早い。

フェルナンド・アロンソ(ルノー) 7点

予選4位からの優勝、もう「お見事」と言うしかない。どこからでも「勝てる」というイメージはかつての「皇帝」そのもののレース運び。途中フェラーリのマッサのスピンに巻き込まれず回避したあたりもさすが。この人、まだ通算10勝にも達してないのにもはや風格は30勝ドライバー並。彼のポートレイトには「でもナンバーワンはオレだろ?」の吹き出しがよく似合う(笑)。でも2回目のピットインの直前、周回遅れの車に軒並み腕を振り上げていたのはいただけない。チャンピオンになってもそんなことが許されるのはかのナイジェル・マンセルただ一人(爆)。逆に言えばそれだけミハエルの追撃に焦っていた、ということであって、よってミハエルの方に1点プラス。

ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ) 2点

かのケケ・ロズベルグの愛息子、ニコのF1デビュー戦。予選・決勝を通じてルーキーとは思えない堂々たるものだった。予選は惜しくも最終ピリオドに進出できなかったものの、決勝は7位入賞・2ポイント。その7位もとにかく走り続けて前つぶれで得たのではなく、中段でのバトルをきっちりと制して得た価値あるもの。終盤レッドブルクリエンを差したオンボード・カメラのシーンは今回の中継でのベスト。ミハエルやアロンソライコネンと絡むシーンを早く見たい。

アンソニー・デビッドソン(ホンダ・金曜サード) 1点

「金曜サード」のドライバーをここで挙げるのはちょっと「反則」っぽいけれど、「ホンダここにあり」をアピールしてのけた1分31秒台の金曜トップ・タイムをたたき出したのにはうならされた。一言でまとめれば「いい仕事をした」に尽きる。

キミ・ライコネン(マクラーレン) 1点

肝心の予選第1ピリオドでクラッシュ、ノータイム。最後方グリッドからまさに最悪のスタートだったが、それでも終わってみれば表彰台ゲットの激走。この3位表彰台は本人にとってもチームにとっても大きいと思う。メルセデスのエンジンがよかったからか、シャシーがよかったからか。そんなことはどうでもいい、キミのドライビングが凄かったと思う。でもある意味やらずもがなのクラッシュは大減点。

佐藤琢磨(スーパーアグリ) 1点

とにかく、わずかな準備期間で「開幕戦のグリッドに付けた」だけでも凄かったと思う。実は「開幕に間に合えば1点」と決めてました(爆)。本当は琢磨に、というよりはアグリさんへの1点です。ともあれ前代未聞の「6回ピットストップ」で完走した、その粘りには脱帽。これからも厳しいレースが続くと思うが確実にインプルーブしていってほしい。


あと、井出有治は、金曜フリー走行では「電気系統」のトラブルで停まったとか。まさに期待どおりのアグリの「電気系統」にも1ポイント、と言いたいところでしたが、いくらなんでもそりゃぁ無茶かも。今回はそういうアホなことはやめておくことにします(笑)。

次戦マレーシアGPは、またまた赤い皇帝と青き王者の一騎打ちか。あるいはホンダ、マクラーレンの巻き返しか。はたまた今回いいところのなかったトヨタはいかに。スーパーアグリはまたも「電気系統」で苦しむか。次のグランプリ・ウィークは早くも今週末です。