●JR加古川線103系、スカイブルーに・・・

イメージ 1

JR加古川線加古川橋梁を行くクモハ102-3555等2連


1月行く、2月逃げる、3月去る・・・とはよく言われるところですが、2006年も早くも4月、仕事の上では今日から「平成18年度」という新しい年度を迎えます。もっともしばらくは旧年度の残務処理も平行してやることになりますが、人の入れ替わりも若干あり、少しは新しい気分で仕事に臨めそうです。

といっても今日は土曜日、お休みです。冬の朝は7時ぐらいまでは薄暗かったのですが、次第に日が長くなってきたこともあり、久々に早朝の加古川線にクルマを飛ばしてみました。場所は加古川線の「撮影名所」の一つである加古川橋梁・・・厄神駅から西脇寄りすぐの所にある鉄橋です。

・・・すると、上の写真をご覧下さい。やって来るのはいつも見慣れた常磐線の先頃引退した103系と同じ青緑1号(エメラルドグリーン)の103系3550番台・・・のはずなのですが、色が・・・なんとスカイブルーに塗り替えられていました。いつの間にそんなことになっていたのでしょうか。加古川線のエメラルドグリーン、といえば、ディーゼルカーの時代からおなじみの色。一昨年の電化時に103系と同時に投入された125系電車も帯の色はエメラルドグリーン。一体何があったのでしょうか・・・???

この後、厄神駅へ戻り、ホームから厄神始発のラッピング電車をスナップしていると・・・隣接している加古川鉄道部の職員さんが歩いてこられました。どうしようかな、話を聞いてみようかな・・・と思っていると、「どうですか、イイ写真撮れましたか?」と職員さんのほうから声を掛けてくださいましたので、塗色変更の事情をお伺いしました。そのお話によると・・・、

常磐線103系引退に際して、ファンから「エメラルドグリーンは松戸区の103系にこそ似合う色。似ても似つかない加古川線103系がエメラルドグリーンなんて許せない」という趣旨の抗議電話が加古川鉄道部に多数寄せられた。
中には何度も強硬に加古川線の車両の塗色変更を要求してくるちょっと・・・な方もおられたとか。
そんな折り、厄神基地に留置中のM5編成(上記写真と同じもの)の側板に「電気系統!!」と大きくスプレーで落書きされているのが見つかった。
本社、神戸支社とも対応を検討した結果、JR西日本のイメージカラーでありアーバンネットワークで広く採用されている青22号(スカイブルー)に塗色変更することとした。まずは落書きをされたM5編成から塗色変更を行い、ラッピング車のM1・M2編成を除いて順次塗り替えを行っていく。
播但線103系3500番台の塗色(ワインレッド)にも苦情が寄せられているようで、将来的にはスカイブルーへの塗り替えを検討している・・・。

とのことでした。抗議電話の中には、加古川線103系は別の系列番号に代えるべき。あれは103系じゃない」というものもあったそうで、さすがに「いや、モーターや機器類のコンポーネンツは紛れもない103系そのものですから、どうかご容赦のほどを・・・」とお引き取り願ったとか。

しかしまぁ・・・ナマの気持ちとしては分からなくはないんですが・・・実際に現場へ「突撃」する方々がおられるとは・・・「ファン心理」とは恐ろしいモノです。それにしても・・・「電気系統!!」の落書き、一体どういう意味なんでしょうか・・・F1の鈴木亜久里氏の「七色のいいわけ」じゃあるまいし(笑)。まぁ、ある種趣味的にはそういうボディカラーの変更は・・・興味深い「ネタ」ではあるのですが・・・。




・・・・・以上、4月1日の「話題」でした。
(↑ このお話はフィクションです)