●第6回:幌の形態いろいろ(3)埋込・収納タイプ
「ホロフェティストの部屋」、4月の更新記事、今回は、「幌の形態いろいろ」の3回目、「埋め込みタイプ」と「収納タイプ」のお話です。いずれも先頭車に装着されている幌の収納方法で分類しています。
キハ181-45 2003年8月 豊岡駅
上の写真は、代表例の181系気動車です。写真では少しわかりにくいかもしれませんが・・・幌枠に幌がしっかり装着されているのがお分かりかと思います。短編成化が進み、編成同士の分割・併合がほとんどないせいか、現在では定期営業運転では前幌は使用されていないようです。あと、余談になりますが、編成同士の分轄・併合が必要となった場合は、この幌枠を幌座に見立てて、ジャバラタイプの幌をさらに装着している例があります。詳しい事情はわかりませんが、181系の中には、実際に幌を撤去している編成があるのでしょうか?【実例のリンクページ】
◆「コトキチのページ」さん
→http://www.ec583.org/~kotokiti/digital/OLYMPUS_CASIO/digital.html にインデックスあり。
◆「DC PHOTO ALBUM」さん
→ (http://www005.upp.so-net.ne.jp/sagano-foto/kiha181.html)
◆「コトキチのページ」さん
→http://www.ec583.org/~kotokiti/digital/OLYMPUS_CASIO/digital.html にインデックスあり。
◆「DC PHOTO ALBUM」さん
→ (http://www005.upp.so-net.ne.jp/sagano-foto/kiha181.html)
阪神電鉄7961形 2004年12月 西大阪線大物駅
あと、「埋込形」といえば阪神でしょうか。小型車の時代はダンパー式幌吊付き2枚幌、大型車になってからも埋込式の2枚幌と伝統的に前幌付きの車両を輩出してきた事業者です。今では編成の固定化が進んで本線系の車両からは前幌が撤去されていますが、武庫川線や西大阪線の車両(7801・7961形)は編成の組み替えを行う関係で前幌が今でも生きています。中には上の写真のとおり幌が少し飛び出ているものもあったりして、そこもまた阪神の埋込形幌の特徴といえるかもしれません。泉北高速鉄道・7000系電車 2002年5月18日 南海中百舌鳥駅
収納タイプについては、幌自体は通常プラグドアにカバーされていて見えないようになっていて、その御姿を拝めるのは一般には連結・解結時ぐらいでしょうか。貫通扉に窓が付いているタイプであれば、上の写真のように、ガラス越しに幌のチラリズムを感じることもできるのですが・・・ってそういう言い方やめい(爆)。←<1>サンライズ瀬戸が岡山駅に到着、下関側クハネ285-3004のプラグドアが開き、貫通幌の姿が露わになる・・・。 | |
←<2>作業員さんが来るべき連結に備え、幌をビロビロ伸ばしたり縮めたりしてなじませる・・・。 | |
←<3>サンライズ出雲が岡山駅に到着、先着のサンライズ瀬戸から数m離れて停車。・・・。 | |
←<4>サンライズ出雲の東京側クハネ285-1のプラグドアが開く。こちらは幌を受ける側なので幌座のみ。 | |
←<5>クハネ285-3004に向かってクハネ285-1がゆっくりと近づいていく・・・。 | |
←<6>ガッチャーーーミーーー |
さて次回は・・・幌に関するパーツ、各部分の名称についてのお話の予定です。