貫通幌の観測と研究

●第44回:北陸本線(敦賀-直江津間)の475系・521系等観測ガイド(2)

「貫通幌の観測と研究」……今回は前回より実に1年7ヶ月ぶりの「幌」記事です。 遅ればせながら2009年7月下旬の「北陸&大糸線『青春18』フィールドワーク」で観測した「幌」レポート、北陸本線の475系や521系など「前幌付き」車両の「フィールドワーク・ノ…

●第43回:北陸本線(敦賀-直江津間)の475系・521系等観測ガイド(1)

「貫通幌の観測と研究」……今回も前回に引き続き、7月下旬の「北陸&大糸線『青春18』フィールドワーク」で観測した「幌」レポート、北陸本線の475系や521系など「前幌付き」車両の「フィールドワーク・ノート」です。 1962(昭和37)年に急行型電車として敦賀…

●第42回:JR西日本521系電車の貫通幌

「貫通幌の観測と研究」……今回も引き続き7月下旬の「北陸&大糸線『青春18』フィールドワーク」で観測した「幌」レポートについてです。 (はてなフォトライフ:http://f.hatena.ne.jp/o_keke_nigel/20090727203538) 北陸本線243M 521系交直流電車(金フイE3…

●第41回:JR西日本125系電車3次車の貫通幌

「貫通幌の観察と研究」……今回の”テキスト”は、今年の7月下旬に1泊2日で「北陸&大糸線フィールドワーク」に出かけた際に敦賀駅で観測した、JR西日本125系3次車の貫通幌です。 「北陸&大糸線フィールドワーク」については、◆Vol50:敦賀直通新快速(1)-…

●第40回:「南海・近鉄タイプ」の幌座~「幌座のいろいろ」(6)

「貫通幌のガイドライン」、今回の記事は「幌座のいろいろ」シリーズの最後として、「南海・近鉄タイプ」の幌座のレポートと、これまで取りあげてきた「幌座」についてのまとめです。それでは、まずこちらの写真からご覧いただきましょう。 ★南海6000系モハ6…

●第39回:JR東海キハ85系の幌座~幌座のいろいろ(5)

特急ワイドビューひだ23号(キハ85-1112側)ズームアウト版/大阪駅2006(はてなフォトライフ) キハ85-1112 大阪駅11番ホーム 2006年9月 「幌座のいろいろ」シリーズ、今回の「テキスト」は、JR東海発足後の新製車両第1号として製造されたキハ85系特急型ディーゼル…

●第38回:JR西日本125系電車の幌座~幌座のいろいろ(4)

JR加古川線・谷川駅 クモハ125-10(1)800pix版/2008.08(はてなフォトライフ) クモハ125-10 加古川線谷川駅 2008年8月 1 125系電車の概要 「幌座のいろいろ」シリーズ、今回の「テキスト」は、JR西日本ローカル電化区間の”ニュー・コミューター・ヒーロー”12…

●第37回:「貫通幌フィールドワーク」記事の予定

貫通幌のガイドライン」の記事、またまた随分と間が空いてしまいました。 その間に阪急のP-6とかJR九州の813系電車など、フィールドワークのネタがどんどん貯まる一方で、画像自体ははてなフォトライフに先行アップしていますが……昨年12月から始めた「幌座の…

●第36回:幌座のいろいろ(3)キハ41-2001

「貫通幌のガイドライン」今回はJR西日本の125系電車の「ちょっと変わった幌座」をレポートする予定でしたが、やはり今回は前回紹介しそびれてしまった(何せ枝葉が伸びすぎだったから)モノを特集したいと思います。 まずはこの写真から。 <クリックすると大…

●第35回:幌座のいろいろ(2)~国鉄型ディーゼルカー

「貫通幌のガイドライン」、今回は前回に引き続き「幌座のいろいろ」の第2回、旧国鉄型気動車の幌座についてです。 まずはこちらのスナップからご覧いただきましょう。 加悦鉄道(1985年廃止)キハ1018 加悦SL公園 2003年8月 上の写真は、現在保存車として加…

●第34回:幌フェティシスト宣言!2008

諸君 私は貫通幌が好きだ 諸君 私は貫通幌が好きだ 諸君 私は貫通幌が大好きだ ジャバラ状の幌が好きだ チューブ状の幌が好きだ ダイアフラム状の幌が好きだ 1枚幌が好きだ 2枚幌が好きだ ゴワゴワの幌布が好きだ 2枚幌の幌吊が好きだ センターバッファ式…

●第33回:「幌座」のいろいろ(1)~旧国鉄型電車

約4ヶ月ぶりとなった「貫通幌のガイドライン」、今回は「総集編」に少し戻って、「幌座」のいろいろな姿について見ていこうと思います。 「幌座」とは、貫通幌を取り付ける台座となる部分を指し、車両妻面の貫通扉に沿って枠状の溝のような形になっています…

●第32回:韓国の鉄道車両の連結幌(3)

今回の「貫通幌のガイドライン」は、韓国の鉄道車両の貫通幌の3回目です。 前回は、韓国鉄道博物館に静態保存されているトンイル号/ピトゥルギ号用客車の連結幌でしたが……今回は広域電鉄線の電車で使用している連結幌を見ていきたいと思います。 【参考記…

●第31回:韓国の鉄道車両の連結幌(2)

今回の「貫通幌のガイドライン」は、韓国の鉄道車両の貫通幌の2回目です。 前回は、ムグンファ号、セマウル号用客車の連結幌を見ていきましたが……今回は韓国鉄道博物館に静態保存されているトンイル号/ピトゥルギ号用客車の連結幌をじっくりと見ていきたい…

●第30回:韓国の鉄道車両の連結幌(1)

「貫通幌のガイドライン」各論編……今回は、昨年秋に訪問した韓国の鉄道車両の連結幌についての考察です。 韓国の鉄道については、「海外鉄道・バスの旅」書庫の記事で色々とスナップをご紹介してきましたが、ここでは「幌」に特化してまとめてみたいと思いま…

●第29回:福フチS4編成~「前幌・前パン」観測記録

「貫通幌のガイドライン」各論編……今回は、前回記事に引き続き福知山運転所の113系「前幌・前パン」編成フィールドワークの続き、S4編成(クモハ112-5304+クモハ113-5304)の観測記録です。 前回記事では、S9編成(クモハ112-5309+クモハ113-5309)を綾部駅、…

●第28回:福フチS9編成~「前幌・前パン」観測記録

「貫通幌のガイドライン」各論編……今回は、福知山運転所の113系・S9編成(クモハ112-5309+クモハ113-5309)の観測記録です。 国鉄/JR電動車の「これまでの伝統」(?)を破って、先頭車の前位側にパンタグラフ(冬季の霜取用)を持ち、しかもその一部は前幌付き…

●第27回:房総113系の併結シーン

<注:今回の記事は写真ちょっと多めです> 「貫通幌のガイドライン」各論編…今回は房総各線で今なお活躍を続ける113系電車の連結シーンです。 かつては「気動車王国」と言われ、多層建ての急行・普通列車が増解結を繰り返し、様々な形式の気動車が連なる「百…

●第26回:成田エクスプレスの連結シーン

The 300th article 東京駅地下ホーム(総武本線)行先案内板 2006年10月 「貫通幌のガイドライン」各論編…今回はJR東日本の成田エクスプレス(N'EX)の連結シーンをレポートします。 成田空港と首都圏を連絡するアクセス特急「成田エクスプレス」は、1991(平成3)…

●第25回:阪急7000系の前幌~神戸線特急

「貫通幌のガイドライン」各論編…今回は阪急電車の「前幌」のフィールドワークをレポートします。 …と言われても、「阪急電車で”前幌”って一体何???」な方々が多いのかもしれません。何と言っても阪急の車両で前幌を持つブツは、正雀車庫で大切に保存され…

●第24回:「貫通幌のガイドライン」ここまでのまとめ

今回の「貫通幌のガイドライン」は、これまでの記事23回分のまとめです。まずは、ジャンル(?)ごとに記事を分類してみました。 【貫通幌へのオマージュ】 ●第1回:ホロフェティシスト宣言! ●第11回:「幌好き」のメンタリティについてヘリトレする ●第21回…

●第23回:幌の制作メーカー

今回の「貫通幌のガイドライン」は、幌の制作メーカーについてのお話です。 貫通幌は、一体どこが作っているのか…川重や日車、東急や日立といった車両制作メーカーが幌まで作るのか、それとも別に幌に特化したメーカーがあるのでしょうか……。 1 成田製作所(…

●第22回:前幌・前パン観測記録~福フチの食パンカフェオレと小浜線125系

今回の「貫通幌のガイドライン」は……またまた予定を変更して、先週末に福知山駅と小浜線で「観測」した「前幌・前パン」の観測記録をお送りします。 「前パン」つまり車両前位側のパンタグラフと前幌の組み合わせが前幌の「萌え要素」をアップさせる、という…

●第21回:萌える幌の角度

今回の「貫通幌のガイドライン」は……前回予告していたとおり、「萌える幌の角度」についてのお話です。 生身の人間じゃあるまいし、幌に「萌える」もへったくれもまぁないといえばないのですが…やはり角度によって見映えがちがう、ということは確かにありま…

●第20回:一枚幌の装着方向(3)JR東海の在来線用車両

今回の「貫通幌のガイドライン」は「一枚幌の装着方向」の3回目、JR東海の在来線車の「例外」についてです。 JR東海の在来線用の車種といえば…どういう車両を思い浮かべられるでしょうか。旧国鉄から継承した電車の113、115、119、123、211、213の各系列、J…

●第19回:一枚幌の装着方向(2)中央東線115系の場合

*今回の「貫通幌のガイドライン」は、「萌える幌の角度」を予定していましたが、前回記事の続きとして、1枚幌の装着方向・中央東線の115系の例を見ていきたいと思います。 というのも、前回記事で、naojazeeraさんから「実は奇数側・偶数側の定義を今まで…

●第18回:一枚幌の装着方向

*今回の「貫通幌のガイドライン」は、「一枚幌の装着方向」です。 「一枚幌」は読んで字のとおり車両の片側にのみ幌を装備するタイプですが、どちらの側に幌を装備するかは、だいたい事業者ごとに決まっているようです。これまで私が観察(爆)してきた印象で…

●第17回:幌吊のいろいろ(2)二枚幌

<クリックすると大きくなります> 京阪電鉄 2600系2604(Mc) 2005年5月 私市駅 *今回の「貫通幌のガイドライン」は、幌の連結時や収納時に保持するためのパーツである「幌吊」のいろいろの2回目、「二枚幌」タイプについてのお話です。 上の1枚目の写真は……

●第16回:幌吊のいろいろ(1)一枚幌

<クリックすると大きくなります> クハ115-1234他岡山電車区K3編成 2005年8月 有年駅 リニューアル色115系中間車の連結部分 2006年4月 岡山駅 *今回の「貫通幌のガイドライン」は、幌の連結時や収納時に保持するためのパーツである「幌吊」のいろいろの1回…

●第15回:幌の色彩学(3)コーディネート

<クリックすると大きくなります> 近鉄南大阪線6020系(左)6200系(右) 2004年3月 橿原神宮前 今回の「貫通幌のガイドライン」は、「幌の色彩学」(?)の3回目、「車体色コーディネートタイプ」についてです。 つまり、車体色に合わせて幌布や幌枠を塗っている…