■No.8:神姫バスMR470①明石駅北

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1985年12月 国鉄明石駅近く


「三菱G4ボディの肖像」、しばらくの間神戸市交通局シリーズが続きましたが、今回からは神姫バスのシリーズに入ります。

神姫バスは、兵庫県内で広域にわたって路線・貸切バス事業を行っている事業者で、営業エリアは県内5市(神戸、姫路、尼崎、伊丹、明石)の市バス、阪急バス・阪神電鉄バス(阪神間)、山陽電鉄バス(神戸市垂水区・西区の一部)、全但バス(但馬全域)の除いた地域、と言った方がわかりやすいかもしれません(笑)。また神戸市西区や明石等一部の地域では他の事業者と共同で運行しています。

詳しくは→●神姫バス -Wikipedia をどうぞ。

ただ、広域にわたるサービスエリアのためか、不採算路線も多く抱えているようで・・・上の写真でもおわかりのように、バスの車体は至る所広告だらけでした。ほとんどラッピング車のようですね。姫路あたりにいる日野車では屋根の廻りにまで広告の枠が付いていました。でも車体の色といい、地元独自の特色のある広告といい、こういうローカル色あふれるオブジェは決して嫌いではありません(笑)。


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1985年12月 国鉄明石駅北・バスターミナル


明石駅は、山陽電鉄が高架化してJRの駅とほぼ一体になり、周辺の再開発が同時に行われた今では、バスターミナルは駅の南側が主になっていて、駅の北側は道路を挟んで乗り場が連なっているだけですが、以前は北側に広いバスターミナルがありました。道路に近い側に操車場があって常時数台のバスが折返し待ちの時間調整を行い、道路を挟んだ北側と高架沿いに連なるバス停には、明石市内、神戸市西区方面、あるいは三木・小野・社方面行き等各方面へ向かうバスがひっきりなしに発着していました。

上の写真は、国道175号線を北上して、途中からは平野の農村地帯を抜けて神戸電鉄押部谷・栄駅へ通じるバスで、現在も「35系統」として運行されています。このとき、私は3時限目の講義が終わってから撮りに行きましたので、ちょうど学校の下校時間に当たっていました。バスに乗り込む制服姿の小学生たちは・・・神戸大学付属小学校の生徒たちでしょうか・・・。自分自身は、高校に入るまでは普通に徒歩10~20分の所に通っていましたので、バスや電車に乗って通学する小中学生を見る度についつい「この子らも大変やなぁ」と思ってしまいます。

それはそうと、やっぱり神姫バスのこの色には、「ヤマサかまぼこ」の広告がよく似合うように思います。山のマークの上に書いてある文字は・・・「姫路」と読めます。バスのリアにある広告は、このタイプのものが一番多かったのか、それともこのタイプのモノをわざわざ探して撮ったものなのかは・・・当時から20年以上も経ってしまった今ではもう定かではありません(笑)。

神姫バスの三菱G4・・・あと2回ほど続く予定です。