▲Rd5ヨーロッパGP:勝手にF1ドライバーズ・コンテスト

ちょっと、いや結構「筆が滑る」部分も多々あるとは思いますが、その怒りは笑って受け流しつつも、コメント欄へぶつけて下されば幸いです。

第5戦 ヨーロッパGP(ニュルブルクリンク)

●ポール・ポジション フェルナンド・アロンソ(ルノー) 通算10回目
●優 勝 ミハエル・シューマッハ(フェラーリ) 通算86勝目<最多記録更新中>


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F1-Live.comより
http://f1.racing-live.com/f1/jp/photos/2006/gpnurburgring/diapo_363.shtml

出た! ミハエルの18番、ジャンピング・ガッツポーズ



【今回「頑張ったドライバー」】


ミハエル・シューマッハ(フェラーリ:優勝) 7点

「ミハエルのいつもの勝ち方」が戻ってきた・・・。ポールを取れなくてもタイヤ交換戦略とインラップのラッシュで前に出てそのまま逃げ切る、というパターン。第1スティントはアロンソがポールからそのままリードを奪い、逃げ切りを図るが、ミハエルも離れずぴったり付いていく。そして第2スティントで先に動いたのはアロンソ。すかさずミハエルは猛チャージをかけてピット・ストップで前に出る。ルノー有利と言われ続け、ポールもナノが取ったにもかかわらず最後に笑ったのはミハエル。この1勝も非常に大きい。内心フラビオは焦りを感じつつあるのではなかろうか。熱く守って魅せた前戦に続いて今回はオハコのパターンでの勝利、前戦に続いて表彰台ではあの「ジャンピング・ガッツポーズ」も出て、とりあえず「皇帝復活」は本物、と見ていいのではないか。

フェルナンド・アロンソ(ルノー:決勝2位) 4点

今季初のポール、そしてそのまま逃げ切りたいところだったが今回もミハエルにしてやられた。それでもミハエル以外は寄せ付けず2位。連続表彰台記録も15回と更新中でまだまだ余裕、といったところか。「負けてもなお強し」そう感じさせるナノはやっぱり今ノッている。「フラビオ・コネクション」から脱してイギリス系のチームに移るのなら確かに今をおいて他にないだろう。

フェリペ・マッサ(フェラーリ:決勝3位) 3点

フェリペ・マッサ、「F.マッサ」・・・「Fマッサー」と書けば何か大スポの広告欄みたいな名前の彼だが・・・という書き出しから書いてみよう、とずっと思っていた。いや、そんなことはどうでもいいのだが、フェラーリに移籍して初の表彰台、本来ならアロンソも押さえてミハエルを逃がして1-2なら今回10点、というところだが・・・いやそういうミハエルの「下僕役」でなくフェリペには時としてミハエルを食ってしまうほどのドライビングを今後は期待したい。ともかく今回はライコネンの追撃を凌いで表彰台をゲットした点を評価したいと思う。シーズン当初はいろいろ言われていたようだが、ここに来て徐々に結果を残してきている。ミハエルが潰れてしまったときに彼のポジションを受け継ぎ、守れるような仕事ができればミハエルのチームメイトとしては合格、というところか。

ルーベンス・バリチェロ(ホンダ:決勝5位) 2点

正直なところ今のホンダでは予選では速くてもここらあたりのポジションが妥当なところかもしれない。でも、今回はフィジケラロズベルグ、ジャックたちとの5位争いを制したところに2ポイント。シーズン当初とは異なり、クルマのセッティング等々今はそこそこ好きにさせてもらっているようだが、彼に期待されているのはやはり第3期ホンダの「中興の祖」となることではなかろうか。そのためには、他のチームのドライバー、というよりはまずはチームの中での地位を確乎としたものにすることが先なのだと思う。

ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ:決勝7位) 2点

このところ少し元気がなかったように感じられるニコ。でも今回はポイント圏内バトルを制して開幕戦以来の7位入賞。予選では2戦目で3位に入ってもいて、ルーキーとしてはそこそこいいポジションにいるように思われる。そう考えると、今のウィリアムズはニコにとってちょうどいいチームといえるのかもしれない。中団~ポイント圏内のバトルを繰り返す・・・ということは、バリチェロフィジケラ、ジャックとかクルサードといった今のF1での中堅どころをスパーリング・パートナーにしてレースを学べる、ということになるのだろう。そのバトルに勝ったり負けたりしながら時に一発キメるレースが出てくれば・・・次のステップが見えてくる。

ジャック・ビルヌーブ(BMW:決勝8位) 1点

シーズン前は妙にやさぐれた感じが目立ったジャックだったが、このところ中団~ポイント圏内のバトルで結構いいところに付けている。「勝てるチーム」へ再び帰れるかどうかは微妙なところだが、まだまだジャックの目は死んでいない、と思う。表彰台だってまだまだ狙えるし、何よりもこういう戦うスピリットを持ったベテランが元気だとF1は面白くなる。

アレキサンダー・ブルツ(ウィリアムズ・金曜1位) 1点

期待のルーキーが・・・ドツボにハマって今バッティング投手、といった感がするブルツだが、このところホンダのアンソニーともども金曜に「いい仕事」をしているように思われる。今や「B級ドライバー」に分類されてしまうところはいかんともしがたいが、こういうドライバーが、テストドライブでもいい、金曜日だけでもいい、生き生きとマシンをドライブできる機会を得られる今のフリー走行の制度は、異論もあるだろうが決して悪くないと思う。



【「今回頑張ったドライバー」第5戦までのランキング】
1位 34点 フェルナンド・アロンソ(ルノー)
2位 25点 ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)
3位 10点 ジャンカルロ・フィジケラ(ルノー)
4位 5点 キミ・ライコネン(マクラーレン)
4位 5点 ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)
6位 3点 フェリペ・マッサ(フェラーリ)
6位 3点 ファン=パブロ・モントーヤ(マクラーレン)
6位 3点 ラルフ・シューマッハ(トヨタ)
9位 2点 ルーベンス・バリチェロ(ホンダ)
9位 2点 ジェンソン・バトン(ホンダ)
9位 2点 アンソニー・デビッドソン(ホンダ)
9位 2点 佐藤琢磨(スーパーアグリ)
13位 1点 アレクサンダー・ブルツ(ウィリアムズ)
13位 1点 ジャック・ビルヌーブ(BMW)
13位 1点 マーク・ウェバー(ウィリアムズ)
13位 1点 デビット・クルサード(レッドブル)