▲Rd6スペインGP:勝手にF1ドライバーズ・コンテスト

ちょっと、いや結構「筆が滑る」部分も多々あるとは思いますが、その怒りは笑って受け流しつつも、コメント欄へぶつけて下されば幸いです。

第6戦 スペインGP(バルセロナ)

●ポール・ポジション フェルナンド・アロンソ(ルノー) 通算11回目
●優 勝 フェルナンド・アロンソ(ルノー) 通算11勝目

イメージ 1



【今回「頑張ったドライバー」】


フェルナンド・アロンソ(ルノー:優勝) 10点

予選は今季2回目のポール、そして決勝もピットイン時以外は一度も首位を譲ることなく文句なしの母国GP初優勝をポール・トゥ・ウィンで飾った。ヨーロッパラウンドに入って2戦連続でミハエルに出し抜かれ、内心いやなモノを感じていたと思う。しかも次戦はまだ勝ったことのない母国GP。フェラーリ陣営は「絶対に勝ってやる」とのステートメントをわざわざ出してナノを揺さぶりにかけるが、いざグランプリ・ウィークに入ってみると「ナノによるナノのためのレース」。フェラーリ&アニキに傾きかけた流れをまたもや一旦断ち切ってみせた勝利だと言えるだろう。

ジャンカルロ・フィジケラ(ルノー:決勝3位) 6点

予選2位からのスタート、結果的には1回目のピット・インでミハエルに先行を許してしまったが、このレース、ルノーにとっては予選でフィジコがミハエルより前からスタートできたことがナノを楽にしたと思う。ミハエルをブロックしてナノを先行させた、というわけではなかったが、とにかくミハエルをフロントローに出さず、第1スティントはミハエルより前を走り続けられたことが大きかった。願わくばナノだけでなく、フィジコもあと何勝かしてほしい。

ミハエル・シューマッハ(フェラーリ:決勝2位) 3点

レース後の記者会見でアニキは明らかに落胆していた。「2連勝してもフェルナンドも2位に付けてきたからそれぞれ2点ずつしか縮まらないが、今回は逆に2点引き離された。」確かに今回のフェラーリはアウェーであるバルセロナに「本気で勝ちに」来ていた。燃料を若干多めに積んで第2スティントで勝負に出て、いわばナノの勝ちパターンを崩して勝とうとしていた。だが今回は利あらず1回目のピット・ストップでフィジケラの前に出るのが精一杯だった。もしフロントローを獲っていたらまた展開が違ったかもしれない。でも何とか最後まで走りきって2位に付け、一応のベストは尽くしたのではなかろうか。次戦モナコ、予選が楽しみである。

ニック・ハイドフェルト(BMW:決勝8位) 1点

実力は評価されながらも、これまでなかなかいい「道具」に恵まれていないニックであるが、しかもチームメイトは些かエキセントリックな所もあるジャックだが、その中で今年は中団~ポイント圏内バトルに耐え、なかなかイイパフォーマンスを見せていると思う。今の「セカンド-中団グループ」は一癖も二クセもあるドライバー揃い。レースの間はいつ「ミサイルとかハンドアックスが飛んで」くるか分からない殺伐としたモヒカンな状況(笑)の中で今回は8位1ポイントをゲットして見せた。本当は勝ってもおかしくないドライバーだと思う。



【「今回頑張ったドライバー」第6戦までのランキング】
1位 44点 フェルナンド・アロンソ(ルノー)
2位 28点 ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)
3位 16点 ジャンカルロ・フィジケラ(ルノー)
4位 5点 キミ・ライコネン(マクラーレン)
4位 5点 ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)
6位 3点 フェリペ・マッサ(フェラーリ)
6位 3点 ファン=パブロ・モントーヤ(マクラーレン)
6位 3点 ラルフ・シューマッハ(トヨタ)
9位 2点 ルーベンス・バリチェロ(ホンダ)
9位 2点 ジェンソン・バトン(ホンダ)
9位 2点 アンソニー・デビッドソン(ホンダ)
9位 2点 佐藤琢磨(スーパーアグリ)
13位 1点 ニック・ハイドフェルト(BMW)
13位 1点 アレクサンダー・ブルツ(ウィリアムズ)
13位 1点 ジャック・ビルヌーブ(BMW)
13位 1点 マーク・ウェバー(ウィリアムズ)
13位 1点 デビット・クルサード(レッドブル)