▲Rd7モナコGP:勝手にF1ドライバーズ・コンテスト

ちょっと、いや結構「筆が滑る」部分も多々あるとは思いますが、その怒りは笑って受け流しつつも、コメント欄へぶつけて下されば幸いです。

第7戦 モナコGP(モンテカルロ市街地)

●ポール・ポジション フェルナンド・アロンソ(ルノー) 通算12回目
●優 勝 フェルナンド・アロンソ(ルノー) 通算12勝目

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【今回「頑張ったドライバー」】


デビッド・クルサード(レッドブル:決勝3位) 10点

「前潰れの3位に何で10点?」という向きも確かにあるかもしれない。でもモナコでは「最後まで残っていた」ことこそが他のGPにも増して重要なのだ、と思う。しかも今回のDC先生は予選からしわこかった(神戸弁で「しぶとい」「一筋縄でいかん」くらいの意味)。5番手タイムのフィジケラ「オレの邪魔をした」とケチを付けてグリッドを下げさせ、決勝ではそのフィジコに一度は抜かれたものの抜き返し、他のドライバーが「一人上手」をしてコケている間に中団グループバトルから抜け出した。そしてポールを取り消され、最後尾から怒濤の追い上げを図るミハエルが真後ろに付いても恬然として動ぜず、結局前には出さずに自分が表彰台に立ってみせた。ミハエルの追撃、そんなのオレの知ったことか、抜きたきゃ自分の力で抜いていけ、ヌーベル・シケインとか…てな感じでうそぶく「いぢわるジジイ」DC先生の声が聞こえてきそうなレースだった。こういう「ヤなやつ」が一人くらいいても悪くない。あくまでも「一人くらい」だが。

ジャンカルロ・フィジケラ(ルノー:決勝6位) 4点

レース中盤、そのDC先生をヌーベル・シケインで一度はぶち抜いてみせたのがフィジケラだった。その抜き方がまたイイ。トンネルを出るとやおらDC先生に襲いかかり、シケイン進入のライン取りでノーズを無理矢理DC先生にねじ込んでそのまま外へ押し出すようにして抜いていった。まるで「オレの方がオメーよりずっとずーっと速えーんだよ、ハンパやってんじゃねえぞこのダボ」と言わんばかりの品のないオーバーテイク(笑)。さらに前にいるBMWのジャックを勢いに任せるまま同じヌーベル・シケインで今度は「オマエもじゃボケ」とばかりに抜いていったのもよかった。ぶち切れて暴れ回り、関係ないヤツまでシバいて回るはた迷惑なフィジコのドライブ。でもこれでイイ、これがイイ。ジャックを抜いた直後に映し出されたルノーのピット・クルーが「やるやんアイツ」てな風情でモニターを見ていたのもこれまたよかった。そのあと気が済んだのか途端に走りが淡泊になったように見えたのは気のせいだろうか。

マーク・ウェバー(ウィリアムズ:リタイヤ) 4点

性能的に不利なコスワース・エンジンで予選2位、決勝でも早々とマクラーレンライコネンには抜かれたものの、ピットインの間隙を縫ってラップ・リーダーにも立ったマークは今回ノッていたと思う。第2スティントではアロンソライコネンの後にピッタリと付き、「何かあればオレが前に行くぜ」ポジションをキープ、表彰台に向け期待を持たせるレース運びだった。でもこういう展開になった時に限ってイッてしまうコスワースV8エンジン…。またもポイントを逃した怒りのマークに、今回4点を出さずにはいられない。

フェルナンド・アロンソ(ルノー:優勝) 1点

本当なら「祝!アロンソモナコ制覇!!」で10点、でもよかったと思う。でも今回はそういうのはやめときます。いや、ここでナノに10点出してしまうと、今回もまた「回りのみんなが一人上手してナノを勝たせてしまった」レースであることがバれてしまうから(爆)。それはまぁともかくとして、お願いだから意味の分からん「ねこにゃんにゃんにゃんポーズ」はもう止めていただけないだろうか。私は決してアンチ・アロンソではない。ただ彼のその意味不明の勝利の雄叫びを見たくないだけなのだ。

ファン=パブロ・モントーヤマクラーレン:決勝2位)1点

速いのか遅いのか、巧いのか下手なのかよく分からない今のモンちゃん、今回は殊勝にも「チームは最高の働きをしてくれた」とか。今年のマックは何かそういう淡々としたレースをしながらポイントを重ねていくしか仕方ないのだろうか…。燃料にニトロ積んででもいいから、1回くらいは日曜深夜の眠気が吹っ飛ぶレースをやってくれないかなぁ…っておいおい。



【「今回頑張ったドライバー」第7戦までのランキング】
1位 45点 フェルナンド・アロンソ(ルノー)
2位 28点 ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)
3位 20点 ジャンカルロ・フィジケラ(ルノー)
4位 11点 デビッド・クルサード(レッドブル)
5位 5点 キミ・ライコネン(マクラーレン)
5位 5点 ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)
5位 5点 マーク・ウェバー(ウィリアムズ)
8位 4点 ファン=パブロ・モントーヤ(マクラーレン)
9位 3点 フェリペ・マッサ(フェラーリ)
9位 3点 ラルフ・シューマッハ(トヨタ)
11位 2点 ルーベンス・バリチェロ(ホンダ)
11位 2点 ジェンソン・バトン(ホンダ)
11位 2点 アンソニー・デビッドソン(ホンダ)
11位 2点 佐藤琢磨(スーパーアグリ)
15位 1点 ニック・ハイドフェルト(BMW)
15位 1点 アレクサンダー・ブルツ(ウィリアムズ)
15位 1点 ジャック・ビルヌーブ(BMW)