■No.10:神姫バス三菱MR470③国鉄篠山口駅前

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国鉄篠山口駅前 1987年2月



「三菱G4ボディの肖像」、神姫バスのシリーズ3回目、今回は国鉄篠山口駅前でのスナップです。

篠山口駅は、今では橋上駅となって、駅周辺にも住宅が建ち始め、郊外型店舗もオープンするなど撮影当時とは様相を一変して大阪のベッドタウンとしての性格も些か感じられるようになってきましたが…、当時は地上駅でローカル風情にあふれた駅でした。

篠山口」という駅名のとおり篠山の市街地は篠山口駅から数キロ離れた所にあり、上の写真の神姫バスが駅と市街地を結ぶシャトル便のような役割を果たしていました。こちらの神姫バスも、リアのところの広告は「定番の」ヤマサかまぼこ(笑)。明石と異なるのはリアウィンドー上に後方視認用のTVカメラが設置されているところでしょうか。ちょっと写真ではわかりにくいのですが、当時の篠山はまだ市制が敷かれていない(周辺の町を統合して市になったのは1999年4月)ころで、バスの広告に書かれている電話番号の局番もまだ1桁(つまり市外局番は5桁)でした。距離的に篠山は京阪神からさほど遠くはないのですが「旅に来たなぁ」と感じさせる雰囲気がそこかしこに満ちていた…というのは言い過ぎでしょうか。

あと、このバスは篠山営業所持ちのものなので、本来なら神戸ナンバーのはずなのですが、転属の関係なのか、姫路ナンバーになっていました。リアの「ヤマサかまぼこ」の広告にも「姫路」と入っています。


以上で全3回の神姫バスシリーズは終了です。次回は、ちょっと「サプライズ」を狙った(?)ブツをご用意してみたいと思っています。