●クモハ102/103-3508:播但線用H8編成

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2005年12月 クモハ103-3508 姫路駅

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2005年12月 クモハ102-3508 姫路駅


103系「車両紹介」、今回は播但線クモハ103/102形3500番台のシリーズの4回目、H8編成です。

【車両履歴等・クモハ103-3508】
 1980(S55).05.09  モハ103-772として新製(近畿車両)、淀川電車区に配置
 1989(H01).03.07  鷹取工場で先頭車化改造、自動解結装置を装着し、車番がクモハ103-5015に。
  1992(H04).04.15  奈良電車区へ転属
 1994(H06).07.29  吹田工場で自動解結装置を撤去、車番がクモハ103-2514となる
 1997(H09).09.25  鷹取工場で延命体質改善工事、ワンマン化改造、車番がクモハ103-3508に。
 1997(H09).09.25  網干電車区(現・総合車両所)へ転属、98.3播但線電化に伴い先行投入

【車両履歴等・クモハ102-3508】
 1980(S55).05.09  モハ102-2029として新製(近畿車両)、淀川電車区に配置
 1992(H04).04.15  奈良電車区に転属
 1997(H09).09.25  鷹取工場で先頭車化改造、延命体質改善工事、ワンマン化改造
          車番がクモハ102-3508となる
 1997(H09).09.25  網干電車区(現・総合車両所)へ転属、98.3播但線電化に伴い先行投入

【編成(撮影当時)】
神ホシ H8編成(2両組)
← 寺前・・・・・・・・・・・・姫路・網干Mc103-3508+M'c102-3508
【ノート】 
 *この編成は、9編成ある播但線用3500番台のうちの最初に改造、投入されました。
 *3500番台の付番の順は、改造・投入順ではなく、改造前の種車となったものの車番の順になって
  います(改造順はH8→H4→H6→H2→H5→H7・H9→H1→H3となっている)。
  *クモハ102-3508の元種車となっているモハ102-2029ですが、モハ102形はクモハ103形(0番台)とも
   ペアを組むためモハ103形より製造両数が多く、本来なら900番以降になる車両については、900番
   台試作車との番号重複を避けるため2000番以降に飛び番としました。
  *全9編成の改造履歴の一覧表は下の図のとおりです。


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全9編成の改造履歴一覧表

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側板に貼られている「BANTAN103」のステッカー



【06.06.24追記】
播但線103系3500番台の編成ごとの仕様について
「Club 103」(永尾伸幸さん)によると、各編成間の仕様については、次のような共通点・違いがあるようです。
(103系の配置区毎説明・調査票 -網干区)

【冷房】
*全編成がAU75B(集中型ユニット)。
【ドア】
*H1編成が窓ガラスを内側から金属で押さえた金枠式。残りの編成はスケ、もとい白Hゴム押さえ。
→過去記事をご参照ください。確かに違いが分かります。
【パンタ】
*H3、H9編成はクモハ103に前パンタ準備工事(パンタ台取り付け)を施行。
→今度頑張ってH3/H9編成を撮ってきます。
【ジャンパ栓】
*クモハ103にはKE70の外側にKE76を設置(KE70以外のジャンパ栓を持つ103系は現在播但のみ)。
→過去記事をご参照下さい。確かに内側のジャンパ栓は大阪環状線等でおなじみの形ですね。
<注>上記調査票作成時点では加古川線用3550番台は未投入。現在3550番台もクモハ103にはKE70の外側
 にKE76を設置している模様です。

naojazeeraさま、ナイスツッコミでございました。 


【参考・別記】
<クモハ103形5000番台への改造>
<5000番台から2500番台への再改造>
●クモハ102/103-3501:播但線用H1編成 をご参照下さい。