▲Rd10アメリカGP:勝手にF1ドライバーズ・コンテスト

ちょっと、いや結構「筆が滑る」部分も多々あるとは思いますが、その怒りは笑って受け流しつつも、コメント欄へぶつけて下されば幸いです。

第10戦 アメリカGP(インディアナポリス)

●ポール・ポジション ミハエル・シューマッハ(フェラーリ) 通算67回目<最多記録更新中>
●優 勝 ミハエル・シューマッハ(フェラーリ) 通算87勝目<最多記録更新中>

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F1-Live.comより
http://f1.racing-live.com/f1/jp/photos/2006/gpindianapolis/diapo_356.shtml

今回はひときわ高く舞ったミハエルのジャンピング・ガッツポーズ


【今回「頑張ったドライバー」】



ミハエル・シューマッハ(フェラーリ:優勝) 9点

さすがミハエル、こういうところで「絶対に取りこぼさない」のがやはり彼の強みか。マシンもタイヤもコースにフィットしているここインディアナポリスでポールスタート。予選2位のチームメイト・マッサに先行は許したものの十八番の「ピット・イン・オーバーテイクでトップに立ちそのままファステスト・ラップも獲る完璧な勝利。ナノに勝つには1)予選でナノの前に出る2)スタートでナノを前に出さない3)チョンボをしない4)第2スティントでペースが落ちない…当たり前と言えばあまりにも当たり前なことを改めて認識させてくれたレースだった。でも「サイボーグからサイボーグへの世代交代」では少しつまらない…中団バトルから抜け出したタイガーがトップグループに挑みかかって難しいコーナーでアウトから被せる…こんなレースを見てみたい、と願う私はもう「時代に乗り遅れた」人なのだろうか?

フェリペ・マッサ(フェラーリ:決勝2位) 4点

「F.マッサ」、いや「F.マッサー」と書けば何か大スポの広告欄…いやそれは前に言った…はともかくとして(爆)、今回ようやく「自分のレース」を組み立てて走れた、といったところだろうか。路面状態という要素もあるだろうがスタートでミハエルの前に出て序盤を引っ張ってみせたところもよかった。来季の契約が気になるところではあるが…今季初のフェラーリ1-2、フェリペにとっては好材料だと思われる。ただ、決勝後のインタビューでのサッカー談義ではフィジケラに惨敗だった(しかもチームメイトのミハエルにもボコボコにやられた)のはいただけない(笑)。


ジャンカルロ・フィジケラ(ルノー:決勝3位) 3点

チームメイトのアロンソが今回は今ひとつ伸びなかった中、取りあえず彼としてはベストの結果だったと思われる。今回は2位マッサにもつけいる隙が全くなかったが、それだけフェラーリの調子が良かった、ということだろう。レースの結果はともかくとして、サッカーの腕前とアッズーリへの熱き思いは人一倍だ、ということはレース後インタビューでよく分かった(笑)。分かったから、今度はその「前に走ってるヤツを片っ端からシバき倒して回る」ようなドライビングで勝つレースを今年あと1回くらいは見せてほしい。そしたらフィジコにはそのレース20点全部あげる(爆)。


ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ:決勝4位) 2点

前回に引き続いての入賞。しかも今回は後方スタートから追い上げ、しかもアロンソ君のピット・ワークのもたつきにも乗じて得た4位入賞である。これまでヤルノに集中して降りかかっていた感のある不運が今はラルフに向かっているような気もするが、この人が今トヨタというチームでポイントを獲るためにコクピットの内外でこなしている仕事はいかばかりのモノか…と思う。随分前の「レーシング・オン」誌で見たレポートだが、当時レーシングカートからF3へのステップアップが思うようにいかず、世界カート選手権の表彰台で「今年もまた勝てなかった」と無精ひげの顔をゆがませていたヤルノの悲壮な表情が今なお目に浮かぶ。こういうドライバーが突如気でも触れたみたいにトップを爆走したり…しないだろうか…。


ビタントニオ・リウッツィ(トロ・ロッソ:決勝8位) 1点

ついにミナルディ、いやトロ・ロッソ初のチャンピオンシップ・ポイント。ゆくゆくは現アドバイザーのゲルハルト・ベルガーハゲしくチームを引っ張っていくことになるのか。中団バトルで時折いいドライブを見せていたリウッツィハゲしいドライブがようやく実を結んだ形だ。スタート直後の中団グループのハゲしいクラッシュに巻き込まれなかったところが大きかった。さすがに今回はヤらしいDC(レッドブル)も文句の付けようがなかっただろう。いや今回DC先生は一つ上の7位だったか(爆)。


アンソニー・デビッドソン(ホンダ:金曜1位) 1点

久々に金曜サードのアンソニーがブレイク。最近ホンダの「一発の速さ」がすっかり影を潜めていただけに、ちょっといいニュースか。でも決勝は相変わらず……。どうだろうか、1回アンソニーを決勝で走らせてみたら…?どっちと入れ替えるのかが難しいところだが。


キミ・ライコネン(マクラーレン:決勝リタイヤ) 0点

何をしているキミ・ライコネン。何があったキミ・ライコネン。何が気に入らないのか、キミ・ライコネン…。今回は予選9位に沈み、スタート直後の1コーナー…多重クラッシュに巻き込まれてそれでモンちゃん共々インディ終わり。あと8戦残っているが、今シーズン1回でもイイから勝ってほしい。君の不振のせいでライコネンファンの某…氏が全然ウチのブログに来てくれないではないか。我がブログサイトの盛り上がりは君のドライビングにかかっているのだ、タノム(泣)。



【「今回頑張ったドライバー」第10戦までのランキング】
1位 65点 フェルナンド・アロンソ(ルノー)
2位 47点 ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)
3位 26点 ジャンカルロ・フィジケラ(ルノー)
4位 11点 デビッド・クルサード(レッドブル)
5位 10点 キミ・ライコネン(マクラーレン)
6位  7点 フェリペ・マッサ(フェラーリ)
7位  5点 ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)
7位  5点 マーク・ウェバー(ウィリアムズ)
9位  4点 ファン=パブロ・モントーヤ(マクラーレン)
10位  3点 ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)
10位  3点 アンソニー・デビッドソン(ホンダ)
10位  3点 ラルフ・シューマッハ(トヨタ)
10位  3点 ルーベンス・バリチェロ(ホンダ)
14位  2点 ジェンソン・バトン(ホンダ)
14位  2点 佐藤琢磨(スーパーアグリ)
14位  2点 ニック・ハイドフェルト(BMW)
17位  1点 ビタントニオ・リウッツィ(トロ・ロッソ)
17位  1点 アレクサンダー・ブルツ(ウィリアムズ)
17位  1点 ジャック・ビルヌーブ(BMW)