●103系3550番台(加古川線用)のまとめ

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M7編成とM8編成の列車交換 2006年7月 日岡駅



*今回の103系「車両紹介」は、加古川線用の3550番台の「まとめ」です。


【共通事項】

<1>外装
*N40体質改善工事施行済(森ノ宮区の施行済みのユニットをセレクト)
*編成間の併結を考慮して(朝・夕ラッシュ時)貫通型とした。
*先頭車の貫通幌は偶数向(加古川方向)車のクモハ102に装着(幌布の色はグレー)。
*窓のシールドは、前面妻面については黒Hゴム、側面扉・窓はサッシ押さえ。

<2>冷房
*集中式(AU75系列)。

<3>その他外装
*ジャンパ栓は、クモハ103側に装備、103系標準仕様のKE70に加えワンマン設備用電源確保のためにKE76を装着。
 (内側:KE70、外側:KE76)
*貫通扉上の行先方向幕は若干助士側にオフセットされて設置されている。

<4>内装
ワンマン運転用設備(自動放送装置、料金箱等)を設置。
クモハ102に和式トイレを設置(103系で初めて)





【相違点】

<1>車体色
*M3、M4、M6、M7、M8編成は青緑1号(エメラルドグリーン)に窓回りをブラックアウト処理。
*その他の編成は横尾忠則氏デザインのラッピング塗装
 (M1「見る見る速い」M2「銀河の旅」M5「滝の音、電車の音」)

<2>パンタグラフ
*パンタは全編成クモハ103の後位側に1基装備。
*ただし、M5、M6、M8編成は霜取用に前位側にも1基装備している。

<3>幌枠の色
クモハ102に装備されている幌枠の色は次のように編成によって異なっている。
 ・M1、M2、M6編成はグレー
 ・M3、M4、M7編成(下関で改造工事施行)は車体色とコーディネート。
 ・M5、M8編成は黒(ただしM5編成の幌枠下辺はグレー)。



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全8編成の履歴・特徴一覧表



ここまでで、車番順にご紹介してきた「車両紹介」は一旦終わりです。ただ、その間にもクハ103初期車など、まだまだネタが集まっています。次回からは数回に分けて103系の「運転史」を振り返り、その後「車両紹介 打者二巡目」という形で再開したいと思います。


【追記 07.10.13】
この記事から約1年以上が経過してしまいました。その間、加古川線103系3550番台には、新ラッピング車の登場等若干の変化が生じています。次回の記事は「その後の加古川線用3550番台」と題する予定です。