▲Rd8フランスGP：勝手にF1ドライバーズ・コンテスト2007
ちょっと、いや結構「筆が滑る」部分も多々あるとは思いますが、その怒りは笑って受け流しつつも、コメント欄へぶつけて下されば幸いです。
第８戦 フランスＧＰ(ヌベール＝マニクール)
F1-Live.comより
◎http://www.f1-live.com/f1/jp/photos/2007/gpmagny-cours/diapo_352.shtml
◎http://www.f1-live.com/f1/jp/photos/2007/gpmagny-cours/diapo_352.shtml
文字どおり優勝をもぎ取ったキミ・ライコネン
キミ・ライコネンが予選３位スタートからの逆転勝利。
いや、前にいたのがチームメイトの突貫小僧、ヤッターマン・マッサと連続表彰台記録更新中のルイス・ハミルトン……とくれば、「大逆転勝利」「爆勝」と言ってもいいだろう。まずはスタートでホール・ショットをキメてハミルトンをパス、そして勝負どころとなった２回目のピットストップでは先に動いたのはフェリペ。そしてキミはここぞとばかりにスパートをかけてマージンを作ってピット・イン、首位のままコースに復帰した。トラフィックに少し引っかかってしまったフェリペには些か気の毒な展開だったともいえるが、ライコネンにとっては全てがシンクロした会心の、そしてタイトル争いに辛うじてとどまった勝利だった。
とはいえ、ここ数戦フェラーリに立ちこめていた暗雲を一気に振り払ってみせたのは何と言ってもポールを射止めたフェリペだった。もう絶対に負けられない一戦でマッサは金曜朝こそキミにトップを譲ったものの後は予選までトップ・タイムをキープ、決勝の第２スティントまでは流れはフェリペに来ていたのは間違いない。それだけにレース後のプレス・カンファレンスでの彼の表情は暗く、一方優勝したライコネンも嬉しいのか嬉しくないのかよくわからない相変わらずのポーカー・フェイスで、３位のルイス(連続表彰台登壇記録更新中)だけが一人明るかったのには何故か笑えてしまった。
内心期するところがあったはずのナノは予選最終ピリオドでまさかのマシントラブル、ノータイムで10位スタートと彼にとっては最悪のポジションからのスタートとなってしまった。フジの実況では弱冠(？)25歳にして「王者の憂鬱」と言われてしまう早熟のナノ、でも彼のポジションを脅かすチームメイトは更に若い22歳のタイガー。それでも「心が折れていない」のが今のアロンソだと思う。
ナノはスタート直後で８位にジャンプ・アップ、そしてフィジコ、ニックをバトル・パートナーとしてひたすら前にプッシュし続けた。そしてフィジコとニックも全くひるむことなく「怒れるマタドール」の渾身のアタックを真正面から「前に行きたきゃガチで抜いていかんかい」とばかりに受け止め、息の詰まるようなバトルを数十周にわたって見せてくれた。
この中団バトルのハイライトは何と言っても第２スティントでナノが通常抜きどころではない高速シケインで豪快なオーバーテイクをキメたところ。時速300kmから一気に減速する超タイトな１コーナーでのチキンレースでは何度もナノのアタックを凌ぎ続けたニックを、「実はここで狙ってました」と言わんばかりに抜き去ったまさに「オレ流のサプライズやな」。順位がどうであろうとやっぱりこういうバトルを見ればファンとしては嬉しい。
ジェンソン・バトン(ホンダ：決勝８位) １点
バトンがようやくワークス・ホンダとしての今季初ポイントをマークした。予選12位からスタートしたジェンソンは重めの燃料でピット・インのタイミングを他車とずらす作戦に出てそれが今回は効を奏した形となった。ピット・インの度にじわじわと順位を上げ、最後はウィリアムズのニコとのピット・イン・オーバーテイク合戦を制して８位に滑り込む。すぐ後からスタートしたバリチェロも同じ作戦で入賞を狙ったが、ペースがなかなか上がらなかったのは残念。
ウィリアムズとホンダ、本当はもう少し上位でのバトルを見たいところではある。
【「今回頑張ったドライバー」第８戦までのランキング】
１位 ４２点……ルイス・ハミルトン（マクレーレン）
２位 ２２点……キミ・ライコネン（フェラーリ）
２位 ２２点……フェルナンド・アロンソ（マクラーレン）
４位 １９点……フェリペ・マッサ（フェラーリ）
５位 １４点……佐藤琢磨（スーパーアグリ）
６位 １３点……ニック・ハイドフェルト（ＢＭＷ）
７位 ５点……アレクサンダー・ブルツ（ウィリアムズ）
８位 ４点……エイドリアン・スーティル（スパイカー）
８位 ４点……ヘイッキ・コバライネン（ルノー）
10位 ３点……ジャンカルロ・フィジケラ（ルノー）
10位 ３点……ニコ・ロズベルグ（ウィリアムズ）
10位 ３点……ロバート・クビカ（ＢＭＷ）
13位 ２点……ヤルノ・トゥルーリ（トヨタ）
14位 １点……ジェンソン・バトン（ホンダ）
14位 １点……セバスチャン・ベッテル（ＢＭＷ）
14位 １点……アンソニー・デビッドソン（スーパーアグリ）
14位 １点……デビッド・クルサード（レッドブル）
２位 ２２点……キミ・ライコネン（フェラーリ）
２位 ２２点……フェルナンド・アロンソ（マクラーレン）
４位 １９点……フェリペ・マッサ（フェラーリ）
５位 １４点……佐藤琢磨（スーパーアグリ）
６位 １３点……ニック・ハイドフェルト（ＢＭＷ）
７位 ５点……アレクサンダー・ブルツ（ウィリアムズ）
８位 ４点……エイドリアン・スーティル（スパイカー）
８位 ４点……ヘイッキ・コバライネン（ルノー）
10位 ３点……ジャンカルロ・フィジケラ（ルノー）
10位 ３点……ニコ・ロズベルグ（ウィリアムズ）
10位 ３点……ロバート・クビカ（ＢＭＷ）
13位 ２点……ヤルノ・トゥルーリ（トヨタ）
14位 １点……ジェンソン・バトン（ホンダ）
14位 １点……セバスチャン・ベッテル（ＢＭＷ）
14位 １点……アンソニー・デビッドソン（スーパーアグリ）
14位 １点……デビッド・クルサード（レッドブル）
