▲古舘語録特別編「今のF1を古舘風に語ってみる」

私がF1に興味を持つようになって大方18年、そのうち古舘伊知郎氏が実況をしていたのは最初の6年で、それ以降の「フルタチ語録のないF1実況」の方がすっかり長くなってしまいました。でもやっぱりF1中継にはあのけたたましい(笑)「比喩の満漢全席」がないとどことなく物足りない気がします。

フルタチ時代以降のフジの実況で使われたフレーズは、マクラーレン銀河帝国などは技ありだと思うのですが、全体的にどうもきれいすぎて(というかそれで問題ないのですが…)いま一つノリきれないところがあります。例えばこういったフレーズ。


*「落日の赤い皇帝」(ミハエル・シューマッハ)
*「皇帝を倒した最強王者」(フェルナンド・アロンソ)
*「無敵のスーパールーキー」(ルイス・ハミルトン)
*「女王陛下のスピードスター」(ジェンソン・バトン)
*「最後のセナイズム継承者」(ルーベンス・バリチェロ)
*「情熱のトヨタリアン」(ヤルノ・トゥルーリ)
*「日の丸シューマッハ」(ラルフ・シューマッハ)

でもこの中では「セナイズム」と「トヨタリアン」が自分的にはピピッと来るモノがあります(笑)。


ということで、今回は「古舘語録」特別編として、「今のF1界を古舘風に語ってみる」と題して…というよりは自分勝手にむちゃくちゃなフレーズを作ってみたいと思います。これのどこがフルタチ風やねん、というツッコミは甘んじてお受けします。



【ドライバー編】

<マクラーレン>
1 フェルナンド・アロンソ:F1界のクック亭ロビン
2 ルイス・ハミルトン:「空気?そんなもん勝手に作んなヴォケ」走法

<ルノー>
3 ジャンカルロ・フィジケラ:「前走るヤツは全員シバいたるからな」走法
4 ヘイッキ・コバライネン:フラビオ・スクールの新入生

<フェラーリ>
5 フェリペ・マッサ:ブラジルのヤッターマン
6 キミ・ライコネン:血液をアルコールに換えて走るクールなフィンランドの騎士
 (「アルコールをガソリンに換えて走るクールなフィンランドの騎士」)

<ホンダ>
7 ジェンソン・バトン:13日は金曜日
8 ルーベンス・バリチェロ:実年齢がようやく見た目に追いついたブラジリアン

<BMWザウバー>
9 ニック・ハイドフェルト:チームメイトのダシからの大逆襲
10 ロバート・クビカポーランド猫ひろしクビサって言うなクビッツアと呼んでくれ

<トヨタ>
11 ラルフ・シューマッハ:もう引退かも知れない症候群
12 ヤルノ・トゥルーリ:薄幸のトヨタリアン

<レッドブル>
14 デビッド・クルサード:若き芽を摘むスコットランドのいぢわるおぢさん/顔面ソースヤキソバ
  (「軽くエロいフライング・スコッツマン」)
15 マーク・ウェバー:永遠の直線番長/サーキットの善戦マン

<ウィリアムズ>
16 ニコ・ロズベルグ:顔面レオナルド・ディカプリオ
17 アレクサンダー・ブルツ:振り向けばブルツ、忘れたころのアレックス
38 中嶋一貴:サトル・ナカジマの息子じゃなく、カズキの父と呼ばせたい

<トロ・ロッソ>
18 ビタントニオ・リウッツィ:F1界の岩石岩男
19 スコット・スピード:取りあえず名前は速いドライバー

<スパイカー>
20 エイドリアン・スーティル:時を待つ全日本F3の総代
21 クリスチャン・アルバース:金の切れ目がシートの切れ目
21 マルクス・ヴィンケルホック:一度やってみたかったラップ・リーダー
21 山本左近:風貌は風戸裕、まさに走る顔面伝説

<スーパーアグリ>
22 佐藤琢磨:和製アンドレア・デ・チェザリス/クレバーなチェザリス
23 アンソニー・デビッドソン:ホンダ仕込みの走る大和魂




【関係者編】

ロン・デニスマクラーレン>:パドックツンデレおじさん
*フラビオ・ブリアトーレ<ルノー>:F1アンタッチャブル
ジャン・トッドフェラーリ>:全階級制覇の調教師
ミハエル・シューマッハフェラーリ>:フェラーリ院政
*ニック・フライ<ホンダ>:F1界の夏八木勲
*マリオ・タイセン<BMW>:ドイツの月亭可朝
*富田努<トヨタ>:あと欲しいのは優勝だけ
アドリアン・ニューウェー<レッドブル>:20年間風貌の変わらないオトコ
フランク・ウィリアムズ<ウィリアムズ>:車いすに乗ったディドコットの現人神
ゲルハルト・ベルガートロ・ロッソ>:昔スケベ、今ド・スケベ
*マイク・ガスコインスパイカー>:雨の中のシナリオライター
鈴木亜久里スーパーアグリ>:我らが電気系統