▲Rd12トルコGP:勝手にF1ドライバーズ・コンテスト2007
ちょっと、いや結構「筆が滑る」部分も多々あるとは思いますが、その怒りは笑って受け流しつつも、コメント欄へぶつけて下されば幸いです。
第12戦 トルコGP(イスタンブール)
F1-Live.comより
◎http://www.f1-live.com/f1/jp/photos/2007/gpistanbul/diapo_353.shtml
◎http://www.f1-live.com/f1/jp/photos/2007/gpistanbul/diapo_353.shtml
「飛んでイスタンブール」通算5勝目(今季3勝目)をマークしたフェリペ・マッサ
フェリペ・マッサ(フェラーリ:優勝) 9点
キミ・ライコネン(フェラーリ:決勝2位) 4点
フェルナンド・アロンソ(マクラーレン:決勝3位) 2点
ニック・ハイドフェルト(BMWザウバー:決勝4位) 2点
今回は「とにかくマッサに勝ってもらおう」というレースだった。
ここイスタンブールは、昨年フェリペがキャリア初優勝をマークしたサーキット。ここ数戦「ヤッターマン」らしからぬドライビングが続いていた彼だったが、今回は予選の最終ピリオドでホール・ショットをキメてポールを獲得した。そして決勝では度々チームメイトのキミに背後を脅かされるも勝負どころはきっちりと締めて一度も首位を譲ることなくチェッカーを受けた。2度のタイヤ交換はいずれも先にピットに入ったのはキミ、もしかすると本当に今回はマッサに勝たせる作戦だったのかもしれない。キミもチェッカー後のインタビューで「今日は予選の順位でもう勝負はついていたよ」といつもの淡々とした口調ながら何気に含みのありそうなコメントも何か気になる。
そのキミは予選では、マッサとハミルトンの後ろの3位。レース前に「コースコンディションは奇数側が有利だからルイスの前には出られると思うよ」とコメントを残したとおりにスタートでハミルトンの前に出てそのまま2位でフィニッシュした。時々はフェリペとの差を詰め、ひょっとしてとも思わせたが、結局はフェリペの「太刀持ち露払い」のような形でゴールすることになった。不可解なのは勝負がついたと思われた終盤に思い出したようにファステスト・ラップを叩き出してみせたところ。プレス・カンファレンスでは「ああ、他のマシンの後ろについて走るのはつまらなかったからね」と相変わらず人を食ったようなコメントだった。
4位スタートのナノは、スタートでポジションを2つ落としてしまったが、予選軽めでタイムを出していたクビサは第2スティント以降脱落、ニックをピットイン・オーバーテイクで交わし、そしてルイスのタイヤトラブルにも助けられて3位でフィニッシュ。第2スティント途中からはもうルイスの前には出られない、とクルージング(何が「クルージング」やねん)に入っていたそうだが、レースが終わってみればポイント・リーダーのルイスとの差をさらに縮めて5点差としたのだからまぁ悪くないレースだったと言えるだろう。そしてニックは予選こそクビサ(5位)の後ろの6位だったが、終わってみれば、定位置となった「いつも」の4位。
今回が2度目の表彰台落ちとなったハミルトン、終盤にタイヤとフロントウィング翼端板にトラブルが発生して緊急ピットイン、順位を落としてチームメイトのナノの後ろに下がることになってしまったが、それでも5位でゴールとは……なおも続くルイスのラッキーさに1点。その次の6位でゴールしたヘイッキにも1点。このところ続けてポイント圏内で渋くレースをまとめてきている。ここでルイスと熱いバトルでも見られればまた面白かったのだが、そうそうレースは思うようにはならない。
そして最後の1点はこのところ予選ではなかなかいいポジションに付けているスーパーアグリのアンソニーに。技術的にはホンダの全面的なサポートに頼っていると思われるスーパーアグリ、何とか予選の一発ではライバルチームの前には出られても、入賞へのもう一歩の上積みはなかなかもう難しいのかもしれない。でも「ホンダの走る心意気」のアンソニーにもチャンピオンシップ・ポイントをと強く願わずにはいられない。
これでマクラーレンとフェラーリの4人が優勝回数はきっちり3つずつで並ぶことになったが……ポイントランキングはルイス84点、ナノ79点に対してフェリペ69点、キミが68点とマクラーレン勢とフェラーリ勢との間に思いの外差が付いてしまっている。リタイヤ回数の差がそのままポイント差になっている感があるが、どうも今のポイント制(1位から8位まで10-8-6-5-4-3-2-1点)では優勝の重みが相対的に軽くなってしまったように思えてならない。
【「今回頑張ったドライバー」第12戦までのランキング】
1位 56点……ルイス・ハミルトン(マクレーレン)
2位 42点……キミ・ライコネン(フェラーリ)
3位 34点……フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)
3位 34点……フェリペ・マッサ(フェラーリ)
5位 19点……ニック・ハイドフェルト(BMW)
6位 14点……佐藤琢磨(スーパーアグリ)
7位 6点……アレクサンダー・ブルツ(ウィリアムズ)
7位 6点……ヘイッキ・コバライネン(ルノー)
9位 5点……ロバート・クビカ(BMW)
10位 4点……ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)
10位 4点……エイドリアン・スーティル(スパイカー)
12位 3点……マーク・ウェバー(レッドブル)
12位 3点……ジャンカルロ・フィジケラ(ルノー)
14位 2点……アンソニー・デビッドソン(スーパーアグリ)
14位 2点……ラルフ・シューマッハ(トヨタ)
14位 2点……デビッド・クルサード(レッドブル)
14位 2点……ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)
18位 1点……マルクス・ヴィンケルホック(スパイカー)
18位 1点……ジェンソン・バトン(ホンダ)
18位 1点……セバスチャン・ベッテル(BMW/トロ・ロッソ)
2位 42点……キミ・ライコネン(フェラーリ)
3位 34点……フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)
3位 34点……フェリペ・マッサ(フェラーリ)
5位 19点……ニック・ハイドフェルト(BMW)
6位 14点……佐藤琢磨(スーパーアグリ)
7位 6点……アレクサンダー・ブルツ(ウィリアムズ)
7位 6点……ヘイッキ・コバライネン(ルノー)
9位 5点……ロバート・クビカ(BMW)
10位 4点……ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)
10位 4点……エイドリアン・スーティル(スパイカー)
12位 3点……マーク・ウェバー(レッドブル)
12位 3点……ジャンカルロ・フィジケラ(ルノー)
14位 2点……アンソニー・デビッドソン(スーパーアグリ)
14位 2点……ラルフ・シューマッハ(トヨタ)
14位 2点……デビッド・クルサード(レッドブル)
14位 2点……ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)
18位 1点……マルクス・ヴィンケルホック(スパイカー)
18位 1点……ジェンソン・バトン(ホンダ)
18位 1点……セバスチャン・ベッテル(BMW/トロ・ロッソ)