●加古川線フォト・クロニクル1985-2007

加古川線の「フォト歳時記」をスライドショーで作ってみました。




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加古川線に初めて乗ったのは、高校3年になる春休み、クラスの同じ鉄道好きの友人2人と山陽電鉄に乗りに行った帰途に立ち寄りました。その時は加古川線で粟生まで行き、神戸電鉄で新開地まで戻り、神戸市営地下鉄を一駅だけ乗ったり、締めは和田岬線を往復して帰りました。

次に加古川に立ち寄ったのは、大学2年の夏休み、大学の教養課程の先生に付いていって加古川市の資料整理のバイトへ行った帰りでした。この時は時間がなかったので加古川駅でキハ20の写真を撮っただけで帰ってきたのですが……当時の加古川線にはキハ20、23、35に加えて珍車キハ37、そしてDCの標準形式となりつつあったキハ40や47と実に多彩な形式のディーゼルカーが走り回っていた「国鉄型DCの走る博物館」、学生の頃は青春18きっぷを活用して時折その「博物館」を堪能しに通ったものです。ただ当時写真撮影は路線バスが中心で、あまりというかほとんど記録に収めていなかったのが今としては残念です。

そして、結婚して神戸市西区のニュータウンに居を構え、「子供に”汽車”を見せてやろう」という名目で「加古川線通い」が始まりました。自宅から加古川線の最寄り駅にあたる市場(小野市)や小野町駅日岡駅厄神駅(加古川市)へはクルマで約30~40分、駅の脇に児童公園がある駅も多く、子供たちは砂場で遊び、私は鉄っちゃん、そして締めは市場駅近くの温泉、というのが基本パターンとなっています。電化後は103系の中間電動車を改造した3550番台、小浜線に投入された125系の増備車(No.9~12)と、加古川線は依然として「希少車」の宝庫です。

かの故宮脇俊三氏によれは、加古川線「周りになにもないのが特徴」などと言われるほど「地味」な路線ですが、上述のとおりこれまで使われてきた車両は加古川線でしか遭えない」ものが多く、私のような「車両研究派」にはなかなかツボにはまる路線です(笑)。

ということで、上のスライドショーで使っている写真も、ワザアリの風景写真というよりは、車両中心のブツ撮りばかりですが、80年代から今に至るまでの車両の変遷が分かるようなものに仕上げてみたつもりです。全40ショットと少々長めですが、最後まで見ていただければ幸いです。



【スライドショー作成について】

いつも鉄道系等のネタでお世話になっているnaojazeeraさんの記事「FOREVER_Series113・115」に触発され、私もPictureTrailのアカウントを取ってみました。英語版のみのリリースで、ちょっと敷居が高いかなぁ……という感はあったのですが、アカウント取得からブログページへのコード張り付け(そのまま吐き出されるコードではY!の場合はうまく表示できない)までは「スライドショーの作り方 」(mo_om_lilyさん)の記事を参考にさせていただきました。

naojazeeraさんとmo_om_lilyさんにはこの場を借りてお礼を申し上げます。