▲Rd2マレーシアGP:ツッコミ入れたいドライバーズ・コンテスト2008
ちょっと、いや結構「筆が滑る」部分も多々あるとは思いますが、その怒りは笑って受け流しつつも、コメント欄へぶつけて下されば幸いです。
第2戦 マレーシアGP(セパン)
今シーズンのテーマは”ツッコミを入れたい”ドライバーズ・コンテスト。ここでいう”ツッコミ”とは批判的な視点だけではなく、とにかく言及したいぐらいの意味で考えていただければありがたいです。
また、今シーズンは1レース毎の持ち点を20点から30点にしています。それでは今シーズンの第2戦の「ドラコン」行ってみましょう。
※キミ・ライコネン(フェラーリ:優勝)12点
前戦とはうって変わってフロントローから得意技の「ピットイン・オーバーテイク」でまさに”爆勝”。イン&アウト・ラップでの「ここぞの一発」は今季も健在。表彰式後のプレカンで「今日はシャンパンを飲めたしね」とは相変わらず。何よりも、チーム内でのポジションをより堅いものにした、彼にとって「価値ある1勝」といえよう。とにかく、これまでの「チーム・ミハエル」カラーをいい意味で払拭するには彼の淡々とした爆走が必要不可欠だ。※フェリペ・マッサ(フェラーリ:決勝リタイヤ)5点
今回はついに2桁台となったポールを獲得、第1スティントもなかなか……まではよかったが、最初のピットインでキミに先行され、残り26周で一人上手、リタイヤ。これは何とも間が悪い。フジ地上波の解説陣も「横Gを受けながらのアクセル・オン、今年はトラクションコントロール禁止なので」云々と手厳しい。マッチ(だったか右京さんだったか)にまで「こんなドライビングばかりやってたら」と言われるのはいただけない。「逆アピール度」満点のパフォーマンスだった……大丈夫か。ああ言えば上祐さん的なマスクに時として傲慢さすら漂わせる「赤いヤッターマン」。今回のスタート直後もチームメイトのキミを牽制しながらのオレ様ドライビング、その意気やよし。でもその気合いが裏目に出て2戦連続ノーポイントとはぞっとしない。リズムに乗ったときのフェリペは手の付けられない速さを出せるはず。「トラクション・コントロール時代の寵児」と片づけられてしまわないよう、もそもそと苦言を呈しておきたい。
※デビッド・クルサード(レッドブル:決勝9位)3点
※フェルナンド・アロンソ(ルノー:決勝8位)3点
※ニック・ハイドフェルト(BMW:決勝6位)3点
序盤の中団での好バトルを演出した3人。8位DC、9位ナノ、10位ニックと三つどもえの空中戦でナノとニックがDCを挟み撃ち、しかもニックの「美味しいとこ取り」は中団でも発揮されて一気に8位に躍り出る。ともあれ中団バトルの軸は今年もDC先生か。でもポイントを取ったのはチームメイトのマーク・ウェバー(7位)だったが……よく押さえた、というよりは「ドライビングスクール」の感が強かったので、ドラコンのポイントはDC先生にあげておこう。※ロバート・クビサ(BMW:決勝2位)2点
※ヘイッキ・コバライネン(マクラーレン:決勝3位)2点
表彰台に上がった2人に2点ずつ。クビサは自分のペースで淡々と2度ラップ・リーダーを務め、マッサの一人上手に乗じて2位でフィニッシュ。今回はチームメイトのニックに「美味しいところ」は取らせなかった。ヘイッキはエースのハミルトンのペースが上がらず、しかも右フロントタイヤのナット・ロッキング機構にトラブルが出て最初のピットインで決定的に遅れを取ってしまった中、第2スティントを若干ロングに取る巧みなペース配分で3位を確保。チームとしてはこういうドライバーの存在は実にありがたいと思う。
【「今回ツッコミを入れたい人」第2戦(マレーシア)までのランキング】
1位 12点……キミ・ライコネン(フェラーリ)
1位 12点……フェリペ・マッサ(フェラーリ)
3位 10点……中嶋一貴(ウィリアムズ)
3位 10点……デビッド・クルサード(レッドブル)
5位 5点……ニック・ハイドフェルト(BMWザウバー)
6位 3点……フェルナンド・アロンソ(ルノー)
7位 2点……ヘイッキ・コバライネン(マクラーレン)
7位 2点……ロバート・クビサ(BMWザウバー)
7位 2点……ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)
7位 2点……ルイス・ハミルトン(マクラーレン)
1位 12点……フェリペ・マッサ(フェラーリ)
3位 10点……中嶋一貴(ウィリアムズ)
3位 10点……デビッド・クルサード(レッドブル)
5位 5点……ニック・ハイドフェルト(BMWザウバー)
6位 3点……フェルナンド・アロンソ(ルノー)
7位 2点……ヘイッキ・コバライネン(マクラーレン)
7位 2点……ロバート・クビサ(BMWザウバー)
7位 2点……ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)
7位 2点……ルイス・ハミルトン(マクラーレン)