◆快速エアポート/特急スーパーカムイ~2008夏北海道(3)

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※今回記事の画像数は12です。

今回は、新千歳空港駅から乗った快速エアポート133号のスナップをご紹介します。

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上の1枚目のスナップは、島式1面2線の新千歳空港駅で出発を待つ「快速エアポート133号」、車両は2007年秋から新たに投入された特急形電車の789系1000番台です。前回記事のラストで貼ったものとはアングルを少し変えて正面向きで撮ってみました。

次は札幌側先頭車、クハ789-2006の車番表示。この列車は札幌到着後向きを変えて旭川行きの「特急スーパーカムイ27号」となります。

空港と札幌圏を連絡する快速エアポート」はデータイム毎時4本のペースで運行されており、その運用パターンは次の3種類となっています。リムジンバスが札幌市内へは毎時3本程度・約80~90分で1,000円に対して、JRは36分~40分で1,040円……バスが市内中心部・ホテルに直結で乗り換えなしということを考えたらいい勝負でしょうか。

(1)旭川直通(札幌で方向転換):毎時1本……789系5連または785系5連使用(札幌から「特急スーパーカムイ」)
(2)小樽直通(札幌経由):毎時2本……721系6連使用
(3)札幌折り返し:毎時1本……721系6連使用

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上の1枚目は、旭川直通の「快速エアポート」の側面LED行先案内表示です。特急スーパーカムイと併記されており、このスナップのように日本語標記ものと英字のものとが交互に表示され、先頭車の列車名LED表示も「JR(緑字)」「日本語表記」「英字表記」と3種類が交互に表示されていました。

次の写真は札幌側から2両目(4号車)の指定席車両(uシート)のスナップ。エアポート/スーパーカムイは札幌までの快速運用を考慮してなのか自由席主体の編成で、5両中の1両のみ「uシート」と呼ばれる指定席車に充てられています。内装も自由席車とは異なり、若干グレードの高い仕様となっているようです(721系も同様に中間車1両をuシート車として設定)。

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上の1枚目はまたまたJR北海道の「芸の細かい」案内表示。ホーム先端部の柱にわざわざ「←進行方向」と表示されていました。これはどういう意味なのか、旭川直通の列車など札幌で向きの変わるものがあるからなのかもしれません。

次のスナップは出発直前にヨメがキオスクで買ってきた空港駅の駅弁「いくら石狩鮨」。お昼ご飯は遅めになっても札幌に着いてホテル(駅からすぐ)に荷物を降ろしてからゆっくりと店を探そう…というのは大人の理屈なのか、子どもたちは新千歳に着くなり「はらへったー」「ごはんまだー」と連呼することしきりで、あまりにウルサイのでヨメが根負けして駅弁を1個買ってきたのです。

で、缶ジュースの回しのみならぬ駅弁の「回し食べ」。また例によって「誰から回すか」でバトルが起こりそうな気配だったので「お父さんはまぁ後でええよ」と早々と戦線離脱宣言をしておいたところ、危うく順番を飛ばされそうになったのは余談です。

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上の4枚のスナップは札幌までの車窓風景です。

空港駅を出た「エアポート」は程なく地上へと出て次の南千歳駅に到着、その後は千歳、恵庭、北広島、新札幌と停車していきます。他の列車でも共通なのですが、JR北海道の車内放送の特徴は、車掌乗務列車でも自動放送が流れ、乗り継ぎ案内の部分だけ車掌さんの肉声になっていることと、自動放送が男性の柔らかい、それでいてクリアでキビキビとした印象的な音声だったことです。あとまた「芸の細かい」点としては快速・特急列車の場合は必ず2つ先の停車駅の案内が、「次は…○○に停まります。○○の次は、**分で××に到着します」と「所要時間」が挿入されるところです。

ところで、車窓の風景ですが、南千歳を出ると進行方向右側に防風林がしばらく続きますが…それは撮り損ねてしまいました。私以外の3人は、何せ北海道旅行のネタ本が、たかはしみき氏のこげぱん・北海道ぶらり旅日記」(ぶらり旅シリーズは全部揃えていて、だからヨメは「次は沖縄に行きたい」と言っている)ですから、千歳線の車窓風景は今ひとつ北海道らしい気がしないようでした。子どもたちもわかっているのかいないのか口々に「あんまり北海道っぽくないなぁ」などと言い始めたので、ここはひとつ「事前学習」の成果を披露しましょう。

「家の屋根よう見てみ、みんな煙突が付いてて外に燃料タンクみたいなのがあるやろ、冬の北海道は神戸みたいにエアコンとこたつっちゅーわけにはいかんからなぁ……」

「なるほどみんな煙突あるなぁ」とりあえずヨメは納得してくれたようです。ただこういう時にいらんツッコミを入れるのは例によって上のムスコの役割(一方言葉の定義を細かく尋ねてくるのが下のムスメ)で、案の定すかさずツッコミが入りました。

「そやけどマンションはどうなってんの、煙突ないけど」

「いや、ここからは見えへんだけで屋上にあるはずや。ほら、あそこのマンションには煙突あるやろ?」と返したものの……実際のところ、集合住宅の暖房設備はどうなっているのでしょうか。

最後の4枚目は札幌駅のお隣、苗穂運転所のスナップで、まぁ鉄っちゃんとしては押さえておきたい1枚。新千歳でエアポートに乗って座る時もきちんと進行方向の計算をしていたのは言うまでもありません(?)。札幌駅に近づくと、また子どもたちがぶつくさ言い始めました、何か思ったよりも都会なのでイメージが狂ったとか狂わないとかそれでも三宮と比べてどうたらこうたらとか……頼むからそういうことを大きな声で言わんといてもらえるかなぁ……(爆)。


あとの2枚は、ホテルに荷物を置いて、駅の地下でお昼を食べた後、札沼線(学園都市線)に乗るため再度札幌駅のホームに上がってきた時のショットです。1枚目は8番ホームの案内表示、2枚目は札幌始発の789系スーパーカムイ33号の小樽向き先頭車、床下にコンポーネンツが詰まっているのでMc車(クモハ)にも見えますが実際は駆動モータなしの制御車(クハ789-2007)でした。


今回はここまで……次回は札沼線に乗ってロイズコンフェクトの工場にある直売店へ向かいます。