「カルチャーナイト」&時計台~2008夏北海道(8)

【写真について】
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※今回記事の画像数は9枚です。

前回記事でも触れた、札幌の「夏の夜を彩る」もう一つのイベント……それが「カルチャーナイト」です。2003年からスタートしたこの企画は、市内100ヶ所にものぼる公共施設・文化施設が夜間にも(概ね18時~22時)に一般公開して様々な趣向を凝らした催しを行うといったものです。中には通常では非公開の施設をこのイベント時に合わせて一般開放するところもあるようです。実は、今回の旅行が決まり、ネットなどで情報を集め始めた際にまず目にしたのがこの「カルチャーナイト」でした。


ということで、テレビ塔の展望室から花火大会を見た後に向かったのが、ちょうどホテルの帰り道にもなる「時計台」でした。ここでは「カルチャーナイト」の一環として、夜間無料開放と弦楽四重奏のコンサートが行われていました。それでは、以下のスナップをどうぞ。


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※写真065~写真067
最初は時計台の玄関に掲示されていた「カルチャーナイト」のポスター。次は時計台の正面から1枚。時系列的には実はこの写真は帰る時に撮ったものですが、時計台のシンボルとなる正面アングルからの写真を先に置きました。「推奨フォトスポット」の案内表示が正面入口近くにあり、例によって「芸の細かい」ところ。そして裏庭からのスナップも1枚。個人的にはこのアングルもお勧めかと思います。


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※写真068~写真070
「時計台」は、元々札幌農学校の演武場として建設され、現在では1階が展示室、そして2階がホールとなっており、時計塔と反対側の壁には「演武場」と書かれた額が昔の名残を伝えています。時計台は現在周囲を高層のビルに囲まれているためか、実物はかなり小さく感じられ、「三大がっかり名所」の一つなどという有り難くないあだ名まであるようですが、この2階ホールは実際上がってみると外から見た印象に反して広くゆったりとした空間に感じられました(公式ホームページによるとフロアの高さは約9m、面積は約375㎡)。ちなみに写真068は、以前使用されていた1928年ハワード製の塔時計です。


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※写真071~写真072、写真132
あとはちょっと妙な造りになっている階段の手すりの飾り部分と1階の展示室のイメージ、それから最後は番号が飛びますが夜の札幌駅西側入口の風景と、それぞれ写真を並べてみました。


実を言えば、最初は時計台にはあまり期待していませんでした。17年前に立ち寄ったときは昼間に行きましたから、確かにビルの谷間に時計台が埋もれているように感じられ、後にここが「三大がっかり名所」と言われているのを知ったときもまぁなるほど、と思ったものです。それでも、子どもたちもヨメさんも北海道は初めてなので、取りあえず「有名観光地」の一つとして一度見ておくのもいいか、と思いながら今回も立ち寄ったのですが……夜の時計台は結構オススメではないか、と印象を新たにしました(爆)。

周りを取り囲むビル群は夜には昼ほどは目立たなくなり、ライトアップされて漆黒の中に浮かび上がる時計台は昼間とは全く異なって、強い存在感をアピールしているかのようです。まるで夜の大阪駅で見るブルートレインの輝きのよう、とまで言ってしまうと大げさですが。

これでようやく1日目終了です。次回からは2日目「小樽編」です。