◆Vol4:桜島駅(JR西日本)

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折り返し待ちのクハ103-250等8両編成 2002年5月3日

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駅舎と駐輪場



まだ函館ネタは残っているのですが・・・ここらでちょっと一休みして、地元周辺のネタもやってみましょう。

JR桜島線は、大阪環状線西九条駅から分岐して桜島に至る4.1kmの路線で、中間に安治川口ユニバーサルシティの2駅があります。2001年3月にUSJ(ユニバーサルスタジオ・ジャパン)ができる前は、工業地帯の中を淡々と走る場末の路線、というイメージがありました。

しかしUSJのオープンに伴って、路線を一部付け替えたり、専用のラッピング編成が走ったり、そして「ゆめ咲線」という愛称がついたり・・・等々大きく面目を一新した感があります。列車の運用は、線内折り返しと環状線直通とがほぼ交互に運行され、元々線内専用の103系6連組(全車体質改善工事&USJラッピング)と直通用の8連組の両方が使用されています。

終点の桜島駅は、島式ホーム1面2線で、駅舎とは跨線橋で連絡しています。ホームの長さは、ちょうど8両編成が収まる位の長さで、ホーム上から電車の顔をスナップするのはちょっと無理でした。そこで、車止めのあたりから撮ってみたのが1枚目の写真です。

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駅前の通路に沿って・・・


実際に行ってみる前は、以前のイメージのまま、工業地帯の中にぽつんと行き止まり式の駅があるように思っていました・・・。鶴見線扇町駅のようなところだろう、と考えていたのですが、実際に行ってみるとUSJオープンに併せて駅&周辺を改装したのか、駅の回りだけ見ていると、ニュータウンの中にできた新しい駅、と言っても違和感のないたたずまいです。

後で地図を見てみると、USJの敷地の一角にあるような感じで、実際に従業員入り口に近いせいか、客層もUSJのスタッフらしき若い男女が結構駅周辺を行き来していました。また、「ゆめ咲線」という愛称が付いたせいか、上の写真のように、駅前のプロムナードには花の植え込みがあったりして、期待していた(?)場末感はほとんど感じられないところでした・・・。

Wikipediaの「桜島駅」の項を見てみると、天保山行きの市営渡船の乗り場までは徒歩約10分、ということで、今度は市営渡船や安治川河底トンネルと組み合わせて散策してみてもいいかな・・・と思っています。




【06.09.05追記】
桜島駅から徒歩約10分のところに天保山行きの市営渡船がある、と本文で述べていますが、おそらく渡船乗り場とおぼしき画像が「さくらこの一期一会汽車旅日誌」(さくらこさん)の記事「桜島駅」に掲載されています。

写真を見ていると…向こう側は天保山の景色だと思われますが、昔の「工業地帯」というイメージからは微妙に変わっていてちょっと不思議な空間ですね。ただ、大阪市が一連の開発のために巨額の金額を費やし、財政赤字を抱えてしまったことと考え合わせると…中途半端なところでうち捨てられたりはしないだろうか、「ゴーストタウン」になってしまったりしないだろうか、などと思ったりもします。

それはともかくとして、さくらこさんも記事で言われているように「ここから始まる旅」、渡船という要素がワンポイントで入るだけで彩りのあるものになりそうです。西九条-安治川トンネル桜島線や市営バス等と絡めて立体的な「小旅行」が楽しめるかも。