◆Vol25:JR多度津駅~四国最古の古豪

イメージ 1

JR多度津駅 駅舎 2006年4月8日

イメージ 2

駅舎からの視線



春の岡山・高松「小遠征」、今回はJR多度津駅です。

多度津、といえば・・・やはりまず鉄道マニアとして思い浮かべるのは「多度津工場」でしょうか。実際駅の周辺には留置線が多数あって同駅発着の電車・気動車が「お昼寝」しており、また、予讃線から土讃線が分岐する交通の要衝にして四国初の鉄道駅として知られているいわば老舗の駅といえるでしょう。

上は、駅舎と駅舎から見た出目の写真ですが・・・ちょっと街灯で隠れていますが、駅前の「ホテルTOYOTA」と手前にあるのがトヨタイプサム、だからどうした、と言われそうですが(笑)。山の中に小さく見えている五重塔は、ここ多度津町の「ランドマーク」とも言うべき少林寺拳法総本山です。少林寺拳法、といえばまず思い出されるのは中国拳法で、え、日本に本部があるの、と思い帰ってからWikipediaを見てみると中国のものは「小林拳」で日本で創始された「少林寺拳法」とは全く別の武術だとか。でもこの五重塔、ちょっと中国風ですね。


イメージ 3

JR四国7000系・7019 伊予西条行き普通


多度津駅のホームは、島式2面4線、駅舎側の1、2番線が高松方面行き、3、4番線が予讃線松山方面&土讃線方面となります。ここで「採取」した前幌のサンプルは、JR化以降にリリースされた7000系電車。JRには珍しい両運転台の電車で、西日本の125系のようなものでしょうか。あと、今回は撮れなかったんですが、松山方面向きの増結用片運転台車7100形(クハ)があります。この7000形、前パン・前幌のMc車と私的には「萌える要素」十分のクルマです。贅沢を言えば、1両でぽつんといるところを撮れればよかったのですが、そのためには少なくとも愛媛県内まで行く必要があり、時間の都合上ちょっと今回は断念しました。


イメージ 4

駅近くに静態保存されている8620 58685号機


それから、多度津駅といえば・・・やっぱり目を引くのが、駅舎を出て少し高松寄りに戻ったところに展示されている8620形蒸気機関車、58685号機です。まだ小学生の頃、ハチロクの写真を雑誌とかで見ていてずっと不思議に思っていたのが、独特の番号標記でした。つまりトップナンバーが8620、2番目が8621・・・以下百の位の繰り上がりは万の位に反映されているのですが、それがよく分からなかったのです。Wikipediaの「国鉄8620形蒸気機関車」にちょうどいい解説が載っていました。
つまり・・・

「万の位の数字×80+(下2桁の数字-20)+1=製造順」
<注:80番目は8699、81番目は18600ではなく18620となる>

ということで、この58685号機は5×80+(85-20)+1=466両目となります。


さて・・・次に行きましょう、次回は高松駅です。