■No.9:神姫バス三菱MR470②「バス窓」タイプ

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1985年12月 国鉄明石駅北バスターミナル


「三菱G4ボディの肖像」、神姫バスのシリーズ2回目、今回も明石駅北側にあったバスターミナルでのスナップです。

前回記事と同じ日に撮影した三菱MR470シャシーのバスなのですが、言わずと知れた「バス窓」タイプのものです。何年式のものか、ちょっと分からないのですが、ナンバープレートの番号を前回記事でご紹介したものと比較すると、200番ほど違いますので、さらに2年程度古いモデルのものでしょうか。

「日本路線バス総合カタログ1985」(日本バス友の会)によれば、側窓について、このタイプのもの-つまり側窓の上段がHゴム固定のものを「STウィンド付き」と呼んでいます。G4モデルの側窓については、1972(昭和47)年ごろからサッシ窓タイプの製造が始まり、バス窓タイプのものと平行して製造が続き、モデル末期の1976(昭和51)年に全面的にサッシ窓に移行した、ということのようです。ただ、事業者によっては、上段がHゴム固定でありながら下段がサッシ窓という過渡的なものもあったようで、上の写真はまさにその「過渡的なモデル」ということになるのでしょうか・・・。

こういう2段タイプの側窓は、国鉄の10系気動車等、昔の鉄道車輌にもよく見られたタイプでしたが、「バス窓」とは、考えてみれば鉄道車輌の側から付けられたものなのかもしれません。そのあたりの事情について、識者からのご教示をいただければありがたいです。

次回は、改築前の篠山口駅前でスナップした神姫バスのG4ボディの予定です。



【外部リンク】
●神姫バス -Wikipedia