◆Vol28:ことでん瓦町駅~志度線へ

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志度線・700形電車 瓦町駅 2006年4月8日

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「コトデンそごう」の後は高松天満屋がテナントに入った



春の岡山・高松「小遠征」、今回は新生ことでんの2回目、瓦町(かわらまち)駅です。

実はことでん、というかコトデンには25年前、高校2年になる前の春休みに乗ったことがあります。同じクラスの友人たちと琴平に泊まり、琴平線で瓦町まで来て志度線に乗り換え、屋島へと向かいました。当時の瓦町駅は、確か長尾・琴平・志度各線のホームがずらりと並び、構内踏切でホーム間を移動していたのでは・・・と記憶していますが、今は駅ビルの中にホームがあり、しかも志度線への乗り換えは長い連絡通路を通って行かなければなりません。また、志度線の線路は長尾・琴平両線とは分断されていて、車両の運用も別になっているようでした。もう25年前のことですから、また、その時は自分では写真をほとんど撮っていなかったので当時の記憶もかなり薄れてきていたせいもあり、今回が初めての訪問のようなものでしょうか…。

上の電車の写真は700形、元はこれまた名古屋市地下鉄名城線の1200形。Wikipediaによれば2000年に名古屋からことでんにやってきたとのこと。こちらは中間電動車の改造ではなく、確かに言われてみれば外観は地下鉄使用当時の面影を残していて、志度線のラインカラーであるクリームと朱色がよく似合っています。そのうち、わが神戸市地下鉄の1000形とかが同じようにクリームと朱色に塗られて走るようになったら・・・案外しっくりとくるかも???

ホームに待ちかまえていた721+722の2両編成に乗り込むと、客の入りはざっと客席が埋まる程度の状態で、程なく発車となりました。志度線は、概ね国道11号線と平行して走り、途中からはJR高徳線のレールも見えてきます。そんな中、旧名古屋市地下鉄の電車は時折対向列車の交換待ちをしながら進んでいきます。土曜日の昼下がり、下校時間と重なっていたせいか部分的にはにぎわっていた車内も、志度湾が見えるころになると次第に減っていき、瓦町を出発してから約40分、終点・志度に着いたときには数えるほどになっていました。

ついでながらこの名古屋市地下鉄名城線1200形は2000年に廃車になった後、ことでんの他に福井鉄道とアルゼンチン・ブエノスアイレス地下鉄と3カ所に譲渡されていったそうです。それぞれがそれぞれの場所で「第2の人生」をどのように歩んでいるのでしょうか。


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塩屋駅を過ぎると、車窓には志度湾が見えてくる




【外部リンク】
●高松琴平電鉄 -Wikipedia