朝里海水浴場~2008夏北海道(10)

【写真について】
「幌苦総合車両所・画像センター」(はてなフォトライフ)にアップした画像については、長辺120ピクセルのサムネイルを表示しています。拡大画像をご覧になる場合は、それぞれ画像タイトルをクリックして下さい。

※今回記事の画像数は17枚です。

今回は、小樽市内観光の前に立ち寄った朝里海水浴場のスナップをご紹介します……とはいえ、北海道で「海水浴」というのも妙な感じです。少なくとも私自身は事前リサーチの段階では全然考えていませんでした。しかし、子供たちに「どこ行きたい?」と尋ねたところ、ぐり(息子)とぐら(ムスメ)の両方から間髪入れずに返ってきた答えが「海にも行きたい」でした。

ぐら曰く「海でばちゃばちゃやりたい、貝殻拾いたい」とのことで、取りあえず小樽市のホームページで調べてみたところ、石狩湾に沿って、小樽市内に9ヶ所、JRの最寄り駅では銭函から蘭島まで、結構広い範囲に渡って海水浴場が点在しているのには驚きました。そういえば、前回記事でも触れた今は亡き張碓駅も駅からすぐ近くのところにに海水浴場があったようです。


【関連リンク】
■平成20年度 海水浴場オープン情報(小樽市webページより)


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どこの海水浴場にしようか、いろいろと見て検討した結果、JRの各最寄り駅から一番近い朝里海水浴場(徒歩約5分)に行くことにしました。

上の写真7枚は、朝里駅をいろいろな角度から撮ってみたスナップです。

海に一番近い駅としては、信越本線青海川駅(JR東日本新潟県柏崎市)が有名ですが、この朝里駅もまた駅から狭い道路を挟んですぐ側が海でした。駅の特徴は以下のとおりです。

※相対式ホーム2面2線。かつては中線があったため、上り線と下り線は少し幅が広い
※ホーム間の移動は跨線橋で。駅舎は下りホーム(札幌方面)上にある。
無人駅で切符の自動販売機と簡易自動改札機が設置されている。
※上りホーム(小樽方面)には出札・改札のための駅員さんが待機(昼間のみ?)。
※国道5号線などの主要道路からは外れた場所にあるので、駅の周辺は静かでひっそりとしている。

【関連リンク】
■朝里駅 -Wikipedia


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次は海水浴場を中心にスナップ6枚です。

Googleマップでは、駅舎を出て左側(小樽市街方面)に少し進んだところに「朝里海水浴場」とありますが、ここは小樽市のホームページに従って右側(張碓銭函方面)に進むことにしました。線路沿いの1.5車線ほどの狭い道を5分ほど歩くと、海側に木造の売店「マリンハウスごとう」が見え、その周辺が海水浴場となっています。

通常「海水浴場」といえば「砂浜」が連想するのですが、ここは珍しい「石浜」でした。少し大きめの石がゴロゴロと転がっている上を歩くのは砂浜に慣れた身にとっては少々不安定な感じがしましたが、ともかく適当に場所を決めて荷物を置くと、ヨメはビデオを取り出して海鳥を撮り始め、ぐらは「半ズボンだから」とそのまま海に入り、私は周囲を見回して「鉄っちゃん」の場所決め開始です。そしてぐりは…「え、水着になるのオレだけ?」。と言いつつズボンを脱ぐともうしっかり海パンを履いていて泳ぐ気満々。

「写真081」と「写真085」は海水浴場の上の道路から列車の走行写真にトライしてみたものです。残念ながら海水浴場のあたりはアウトカーブで編成全体を撮るのは無理でしたが、ここは約5分~6分に1本列車が次々とやって来るのでとにかく「迫力重視」で色々と試してみました。「前幌側の勇姿」当然貴重なサンプルをたくさん採取しています(「幌苦総合車両所・画像センター>05&08北海道・幌FW」に収録)

あとは餌を求めてカラスと文字どおり空中バトルをしながら飛び回るカモメの撮影にも挑戦です。動きがかなりランダムでスピードも相当だったので、ほとんど勘でシャッターを押し続けたのですが、何とかここに載せてもいいかと思われる写真が何枚か写っていました。


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最後は、朝里駅から海水浴場までの間の風景スナップを4枚です。

「写真081」や「写真085」でもお分かりのように、朝里駅から海水浴場までの道路は、線路すれすれに平行して走っています。「写真086」はおそらく平行する道路の歩行者などに列車の接近を知らせるための警笛標識で、時間指定(8:00~19:00)となっているのがまた「芸の細かい」ところ。

最後の「写真088」、これが事前のリサーチでチェックを入れていた、朝里駅向かいの「シグナル食堂」の名物「つぶ焼き」です。つぶ貝に秘伝のタレを入れてじっくりと焼く逸品で、駅に戻って来たときに家族全員から「え、何かいい匂いするなぁ」とすかさずチェックが入りました。さっそく名物「つぶ焼き」(1皿550円)を2皿にみそおでんを注文しましたが……特につぶ焼きは真剣にオススメです。フォークでほじくり出す大ぶりの身もさることながら、タレと海の香りを封じ込めた貝のスープの組み合わせが絶妙でした。おでんも、いつもミソを付けて食べる習慣のある我が家族にとってはストライクゾーンのど真ん中。

関西弁で「うまい、これはいい」とか言いながらボケとツッコミを繰り返す我々に興味を持たれたのか(爆)、お店を切り盛りされているご夫婦から声を掛けていただきしばらくお話をさせていただきました。しかも、つぶ焼きの貝殻を下のムスメが持って帰りたいと言ったときにも中をキレイに洗っていただき、最後は店の前まで出て見送っていただきました。今度来るときも、ここに立ち寄るためにだけ朝里駅で降りてもいいといっても決して大げさではありません。



次回は、小樽市内観光のスナップをご紹介する予定です。