◆Vol53:355M・特急待避待ちの間(1)~北陸&大糸線「青春18」フィールドワーク




福井では7分待ちで12:46発の355Mに乗り換えです。

敦賀からの243Mは1時間ほどの乗車でしたが、今度は富山まで約3時間、少々長い道のりになります。


敦賀からの243M(下の写真の右端に少し写っている)が新車の521系だったのに対し、次の355Mは今なお北陸本線普通列車のエースとして最大勢力を誇る475系でした。福井からは学校帰りの中高生や近隣への用務客と思われる方々が次々と乗り込み、出発直後は結構混み合っていましたが、4駅先の芦原温泉で半分ほどがどっと降りてしまうと、車内にはローカル列車のまったりとした空気が戻ってきました。

北陸本線は今や普通列車が1時間にほぼ1本ペースなのに対して特急が2~3本(大阪・名古屋の両方から来るから?)という「特急街道」。普通列車は所々で数分~15分ほど停車して特急に道を譲ります。


加賀温泉では特急「しらさぎ53号」待避で7分停車でした。

上の方の写真は駅のホームから西側に見える巨大観音像、どうもこの「不自然な巨大さ」、バブル期前後にあちこちで同じ様な代物が建てられた(兵庫県にもあります)という記憶があるのですが、この観音像からも「B級スポット」的なオーラが漂っています。帰ってからネットで調べてみると、案の定なかなか「鋭い」物件でした。

【参考リンク】
■巡り巡って-ユートピア加賀の郷
(遊園地「ユートピア加賀の郷」自体は閉鎖されているようです)

その下の写真は停車中に撮った国鉄エンブレム。左下部分のプレートが剥がされているようですが、おそらくそれは製造メーカー(汽車会社?)のものでしょう(何故か北陸本線の475系や419系にはこのパターンが結構多い)。


加賀温泉を出発して4駅目の小松ではまたも特急待避で6分停車、ここでは対向ホームが空いていたので念願の(?)編成写真をようやく撮ることができました。

「デカ目・前幌付き」475系の編成写真……今回の旅行の「宿題」が一つ完了です(爆)。雷鳥17号」が入ってくるまでのわずかな間にクハ455の側からハイ・ローの2アングルで編成全体を、そして車番、中間車のモハ474…と手早く「仕事」を済ませて撤収です(クモハ475側からの写真は時間切れで金沢まで持ち越し)。

そして金沢では少し長い14分間の停車、ここでは同じホームの隣側に七尾線カスタム車の415系800番台が並びました。

この車両は「415系」を名乗っているものの、ベースは福知山線で使っていた113系800番台や網干所&日根野区の113系0番台で、そこに福知山所485系の交流用機器を移植して交直流電車に仕立てたという「車両マニア」のアドレナリンを大いに刺激するJR西日本ならではの一品です。方向幕や車体色もなかなかカラフル(中間車は赤ベースの塗色)で、いつか七尾線をメインに「幌フィールドワーク」(爆)に行きたいと考えています。

今回はここまで。