◆Vol61:22年ぶりの大糸線/糸魚川駅・翌日に備えて~北陸&大糸線「青春18」フィールドワーク

約2時間半ほとんど「貸し切り状態」で南小谷駅を堪能した後、夜9時過ぎにようやくやって来た437Dに乗って糸魚川に戻ります。車両は行きの436Dと同じキハ52-156でした。

イメージ 1

大糸線折り返し437D(キハ52-156)/南小谷駅090724

イメージ 2

大糸線437D(キハ52-156運転台・糸魚川向き)/南小谷駅090724

イメージ 3

大糸線437D(キハ52-156助士側車番表示)/南小谷駅090724


この日の最終列車(21:08南小谷発)437Dは、糸魚川から来てそのまま折り返す人々や南線の電車から乗り継いだ人々で席がざっくりと埋まるくらいの乗車率でした。この列車の運転士さんは、なかなかファン対応に慣れた方のようで、ファンからの色々な質問-若干マニアックなものにも-短い折り返しの時間にもかかわらず丁寧に対応しておられました。

運転台をスナップしようとしていた私も「どうぞどうぞ、たくさん撮って行ってください。ええ、中の車番もどうぞ」と声をかけていただいたのですが、別段何ともない会話でも一人でこうしてふらふらしていると、ちょっとした気持ちがうれしかったりします。

イメージ 4

大糸線437D車窓(頚城大野駅)090724

イメージ 5

キハ52-115翌日の出動準備/糸魚川駅090724

イメージ 6

糸魚川駅・赤レンガ車庫(糸魚川運転センター)090724


大糸北線437D最終列車は、途中の乗客の乗り降りもほとんどなく、ほぼ南小谷を出発した状態のまま夜10時過ぎに糸魚川に戻ってきました。入線したのは夕方出発した4番線ではなく、その隣の3番線。4番線には行きに根知ですれ違った先代標準色のキハ52-115が停まっています。方向幕は「糸魚川-平岩」となっていて、おそらくこの車がそのまま翌朝の1番列車のすぐ後に出発する平岩折り返しの424Dになるのでしょう。

3番線に入った最終437Dの「タラコ君」は、乗客を降ろすとすぐさま元来た方向に向けて引き上げて行きます。翌朝の始発はおそらくこっちになるはずなので、あれ、これはどういうことかと思いながら見ていると、数分もしないうちにエンジン音とともにヘッドライトが眩しく光り、赤ツートンの115号車のすぐそばに寄り添うようにして停車しました。なるほど、このポジションのままホームで滞泊ということですか。

車内の蛍光灯を消し、軽くアイドリング音を立てながら翌日の仕業に備える2両のキハ52の反対側には、糸魚川駅名物の赤レンガ車庫が常夜灯に照らされて暗闇の中に浮かび上がっていました。さぁ、私もそろそろ今晩の落ち着き場所を探しに行くことにしましょう。確か20分ほど歩いた国道8号線沿いにネットカフェとコンビニがあるはずです。

そういえば、まだ夜ご飯も食べていないことに今更ながら気が付きました。


※このシリーズの写真は、「幌苦総合車両所・画像センター(はてなフォトライフ)」のフォルダ「※09夏北陸大糸線」に収録しています。右側の「お気に入りブログ」にフォトライフへのリンクがありますので、そちらもご覧ください。