◇【第11回】3100形ディーゼル機関車~韓国鉄道博物館(4)

「海外の鉄道・バスの旅」、今回は韓国鉄道博物館の4回目として、展示車両の3100形ディーゼル機関車のスナップをご紹介します。


屋外展示エリアの端にレールが敷かれ、車両が何両か置かれていますが、その一番正門寄りに置かれているのがこのディーゼル機関車No.3102です。この車両は、残念ながら中には入れず、窓ガラス越しにキャブの中のコックピットを撮ろうと色々な角度から試してみましたが…ちょっと位置的には難しく、断念しました。


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このNo.3102ディーゼル機関車は、脇にある案内板の説明によると、1960年アメリカALCO社製で、当時新たに設定されたムグンファ号(当時の最優等列車。今のムグンファ号セマウル号が設定された後に再設定された2代目)やトンイル号などの牽引に当たっていた(ソウル-釜山所要6時間半)ようです。ただ、今現役で活躍している7000形「ボンゴ」や7300形ディーゼル機関車と比べると、ひと回りサイズが小さい感じです。

塗色は、ご覧のとおり黒を基調としてオレンジのラインが入った読売ジャイアンツカラー」(笑)…これが初代の機関車の標準色ということになるのでしょうか。また、前面の下の方にハングルで何やら書いてあります(現役のDLも同じ)が…何と書いてあるのか、そのまま読むと「アン-ジョン フワァッ-キン」……。「アン-ジョン」は「安全」かな…というのは分かるのですが、後の方は「確認」でしょうか。

それはともかくとして、小型機とはいえ、やはり機関車を間近で眺めるのはやっぱりイイものです。鉄の塊の迫力というものをダイレクトに感じさせてくれます。


次回は…首都圏電鉄線開業時に導入された韓国初の通勤型電車・1000系「初期抵抗車」の予定です。


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