◆Vol51:敦賀直通新快速(2)-北陸&大糸線「青春18」フィールドワーク




敦賀行き新快速(三ノ宮8:51発)の続きです。


湖西線に乗る際の「最大の楽しみ」の一つが上の写真にもあるとおり和邇(わに)駅前のショッピングセンター「アルタ」の”モノグラム看板”観測です(爆)。蝶ネクタイをしたかわいい(?)ワニと輪っかが2つ組み合わさったいずれもシンプルにしてベタなノリとも言うべき2種類の絵柄の両方を通過する新快速からスナップしてみました。


シャッターチャンスは一瞬です。とにかく何でもいいのでシャッターを押してしまわないとあっという間にワニアルタの看板は後方へと流れていってしまいます。今回は両方の絵柄がバランスよく写っていますが本当にたまたまです。何でそこまでこだわるのか自分でもよくわからないのですが……いえ、実際に行ってみたことはまだ一度もありません。

それはそうと、ここ和邇を過ぎたあたりから東側(近江今津方面を向いて右側)の車窓には琵琶湖が間近に見えてきます。一方反対側の西側の車窓は、標高1000m級の山が立ち並ぶ比良山地が終始遠くに近くに現れるという対照的な風景ですが、こちらはこちらで決して悪くはありません。ちなみに上の写真で湖面の手前に見える島は……竹生島ではなくて琵琶湖4島のうち人が定住する唯一の島である沖島だと思われます。私自身がつい間違えてしまうのですが、竹生島の位置は湖北エリアのかなり奥まったところです。


三ノ宮を出てから約1時間30分、小浜方面へのJRバスとの接続駅でもある近江今津で9分間の停車です。

その間に後ろの8両を切り離して身軽な4両に……というわけでは実はなく、三ノ宮8:51発の新快速3430M(近江今津からは3130M)では既に京都での2分停車の間にその作業は済んでいました。新快速敦賀延長直後の3年前の冬に乗った新快速では、敦賀発の4両に近江今津で4両を増結していましたからそのあたりは色々とパターンがあるのかもしれません。

写真はクモハ223-2080を先頭とする網干総合車両所4両組のV49編成、実は223系をメインに狙って撮ることはあまりやらないのですが(前幌の付いてる番台は除く)、今回は乗車記録も兼ねて対向ホームからスナップしてみました。この4両のラインナップは次のとおりです。

敦賀 クモハ223-2080+サハ223-2180+モハ223-2170+クハ222-2080 姫路→



近江今津から近江中庄、マキノと進み、長いトンネルを2つ抜ける(永原はそのトンネルの間にあります)と、3年前の敦賀直流電化までは交流/直流の境界セクションがあった地点を通過します。以前は2つ目の城山トンネルをやっと抜けたかと思うと、電源切り替えのためすぐにまた車内が暗くなったものでしたが、もちろん今は何事もなくスルーです。

また、交直切り替え地点を挟む永原-近江塩津間の普通列車は、湖西線開通当初はディーゼルカーが1日にわずか3本でした。需要の見込みにくい区間に高価な交直流電車はいきなり投入しにくかったという事情もあったようです。475系や419系電車(結局これらの電車は急行や特急用の車両から改造・転用されたものです)が投入された後も7~8本程度にとどまるなど私が勝手に「永原バリア」と呼んでいたこの区間も、今は姫路や京阪神からの新快速がデータイム1時間に1本ペースでやって来るようになりました(その他の区間列車も合わせると1日17本と大幅増に)。

敦賀到着は11:15です。
ここで次の243M福井行きに乗り換え、出発は到着した新快速が引き揚げた後の5番線からでした。