●第１回：ホロフェティシスト宣言！

JR東海 キハ85-1112 流線型の前面部に取り付けた幌が圧巻

「鉄道が好き」といっても、「鉄道の何に萌えるか？」は、まぁ、人それぞれあると思います。

加減速度の高い、とにかく高性能の電車が好き、あるいは逆に釣り掛けモータの電車が好きとか･･･。
または高速で快走する特急形車両がイイとかローカル線をのんびり走るディーゼルカーがたまらないとか･･･。はたまた、とにかく写真撮るなら機関車以外認めんとか、もう挙げていけばきりがないです。

あるいは車両そのものよりは切符を集めるのが好きだったり、そういえば鉄道マニアで知られるタモリ氏は「レールマニア」だとか。こんなに細かく「セクト化」した趣味、他にあるんだろうか･･･バス趣味もそうか。

で、私の場合は、とにかく車両の前面に貫通幌＝前幌があれば、もうそれで何でもＯＫです。JRの103系とか、地方都市の路面電車なんかも大好きですが、私の鉄道趣味の「原点」はやはり「前幌」ですね。

いくら「趣味の業界」で「ボロ」だの「汚物」だの言われてよう（しかしそこまで言うか）が、加速度がトロかろうが、デザインが破綻していようが、使い勝手が悪かろうが、私は「真っ当な鉄道ファン」でも鉄道評論家でもありませんから、そんなことは別にどうでもいいです（笑）。

車両の前幌に、「顔が引き締まっててカッコイイ」と思えるか、はたまた「余計な出っ張り付けやがって」になるかは、まさに人それぞれ。

ここは、とにかく車両前面の「貫通幌」＝「前幌」にこだわったコーナーです。ネタがどこまで続くかわかりませんが、もし、私と意を同じくする方がおられれば、この「幌フェティシズム」の世界におつき合いくださいませ。

ところで、「フェチバトン」というものがあるようですが、「幌フェチバージョン」(何じゃそれ)に変えてやってみようと思います･･･。

◆１あなたは幌の中でも特に何フェチ？

連結部分の幌もいいですが、特に車両の前面にある「前幌フェチ」です。このコーナーでは「幌フェティシズム」とか「ホロフェティシスト」とか言ってますが、それは決して気取っているわけではなく、「フェチ」だと何かアダルトな意味を連想してしまうからです。とか言いながら大学時代のことですが･･･西洋政治思想史のある先生は「フェティシズム」の説明するのに、椅子に座ったままやおら片足を振り上げて、「フェティシスムス！」とドイツ語で叫び「ストッキングな●▲め！！」とかわけのわからんこと言ってましたから･･･どっちでも同じようなものでしょうか。

◆２幌付きの鉄道車両を見るときまずどこを見る？

前幌付きの車両の場合ですが･･･幌枠と幌布のあたり･･･ですね。色とか幌の畳み具合とか。それから今ではあまりありませんが２枚幌(車両の両端に幌があって連結時はその幌同士をつなぎ合わせる)場合なんかは、ダンパー式の幌吊が必須になりますからその形とか。

◆３最近特に注目している幌は？

JR北海道のキハ201系とか731系電車の幌でしょうか。自動で幌の着脱をやってしまうというやつ。私はその解結シーンを見たいがために「Train Simulator」のJR北海道編を買ってしまいました。

◆４前幌付きの車両で好きな系列または形式を５つ

JRの113系、叡電のデナ500形、阪急のP-6(デイ100形)、台湾鉄道のEMU500、それから旧ブリティッシュ・レイルのClass150系列の気動車･･･でしょうか。

分厚い幌と大型の幌枠･･･阪急P-6保存車(正雀車庫)

台湾鉄道EMU500系電車分厚い幌と大型の幌枠が迫力満点(基隆駅)

◆５幌フェチを感じるシチュエーションは？

●幌の厚みが際立つ斜め横からのアングル･･･。
●幌がきちんと畳まれているのもいいけれど、風をはらんでほつれた姿もいい。
●南海とか近鉄の前幌みたいに、幌枠がなくてクシャクシャと無造作に畳んでいるのもまた良し。
●でもって、前パンタならもう言うことなしです。
･･･ってオレはヘンタイか(爆)。